A4はA5へ 新型アウディA5&A5アバント&S5のドライビングインプレッションを含む全情報をお届け!
装備:パノラマディスプレイを標準装備
「A4」後継車のインテリアは、装備が充実している。「Q6 e-tron」でおなじみのパノラマディスプレイ(11.9インチのバーチャルコクピットと14.5インチの湾曲型MMI)も、「A5」に標準装備されている。10.9インチの助手席用タッチスクリーンと、85%大型化した新しいヘッドアップディスプレイのみが標準装備ではない。 素材の選択と仕上げは、いつものように高い水準だ。我々は、特に、市場投入から2年間販売される特別仕様車「A5 Edition One」のエレガントなファブリックインテリアが気に入っている。ステアリングホイールのボタンについては同じことは言えない。
A5の標準装備の改善
より高いポジショニングの一環として、インゴルシュタットを拠点とする同社は標準装備を改善した。ナビゲーション付きパノラマディスプレイに加え、電動式テールゲート、リヤパーキングエイド、プログレッシブステアリング、LEDヘッドライトなどが標準装備として含まれている。マトリクスLEDヘッドライト、OLEDリヤライト、段階的に暗くできるパノラマルーフも追加料金で利用可能だ。
テスト:アウディ A5 2.0 TFSI/S5 アバントのファーストドライブ
最初のテストでは、204馬力、トルク340ニュートンメーターの「2.0 TFSI」を運転した。パワーは7速デュアルクラッチトランスミッションを介して伝達され、その動作は極めて穏やかで、ほとんど気づかないほどだ。大幅に改良されたサスペンションが標準装備のプログレッシブステアリングと組み合わさり、「A5」に非常にニュートラルなハンドリングをもたらすだけでなく、驚くほどの軽快さも実現している。特に高速でコーナリングする際、「A5」は、ラフなステアリング操作によってのみアンダーステア傾向を示す。サスペンションによっては、ローリング運動もエレガントに補正される。 もしここで限界を求めるのであれば、アダプティブダンパー付きスポーツサスペンションを選ぶこともできる。快適性とダイナミクスの差を大幅に広げる。204馬力の「2.0 TFSI」にこれが本当に必要かどうかは、好みの問題だろう。0-100km/h加速は7.8秒だ。アクセルを踏み続けると、最高速度は248km/hに達する。