お正月のごちそうで気になるメニュー「妊娠中、これは食べても大丈夫?」【産婦人科医・管理栄養士監修】
イベントの多い年末年始は、この時季ならではのごちそうがいっぱい。 でも妊娠中となると、食べないほうがよかったり、食べる量に注意したいメニューも…。我慢ばかりはつらいから、正しい食べ方をチェックして、年末年始を楽しく過ごしましょう!大晦日~お正月のごちそうで食べがちなメニューについてまとめました。妊娠中のママだけでなく、パパやお友だちなど、身近に妊婦さんがいる人もぜひ確認してみてください。 【画像】覚えておいてほしい、妊娠中の感染予防のための注意事項-11か条(トーチの会)
お正月の食事でありがちシーン 、どう乗りきる?
お正月にありがちな食事のシチュエーション、今までどおりに過ごして大丈夫なの? 妊娠中のイベントをどう乗りきるか、シーン別にテクニックを伝授します!
シーン1 実家に行ったらおせちやおすしがいっぱい!
おせちは日もちしやすいように、塩分・糖分が多く入っています。食べすぎないように注意して。また、おすしは生ものなうえに、魚介類に含まれる水銀量も気になるところ。卵や蒸しえびなど、加熱してあるものを選ぶのもおすすめです。
シーン2 お雑煮、焼きもち…お正月はおもち祭り
おもちは1個でも高カロリー。きな粉やあんこなどの糖分も組み合わさると、血糖値上昇の心配も 出てきます。できるだけたくさん食べないように気をつけて。いろんな味を食べたいときは、1個を切り分けて楽しむようにしましょう。
シーン3 こたつでダラダラお菓子やみかんを食べちゃう!
お菓子や果物は糖分が多いので、たくさん食べ続けるのはNG。手に取れるところにあると、つい食べてしまうから、手が届く範囲に食べ物を置かないようにして、お菓子の買い置きも控えましょう。食べるときは、量と時間を決めて。
妊娠中とくに注意したいポイントは4つ!
妊娠中の食生活でとくに気をつけたいポイントは以下の4つ。年末年始に限らず、毎日の食事でも注意しましょう。 【塩分】とりすぎは妊娠高血圧症候群(にんしんこうけつあつしょうこうぐん)のリスクも 【生もの】加熱していないと菌が潜んでいるかも! 【アルコール】胎児の成長に影響が出る可能性が 【高カロリー】体重の急激な増加に直結!【ほかにも】 妊娠中はカフェインやハーブ、魚に含まれる水銀や海藻に含まれるヨード、妊娠初期にはビタミンAの過剰摂取などに注意が必要です。 とはいえ怖がり過ぎる必要はないので、ひとつのものに偏らず、いろいろなものからバランスよく栄養を取るようにしましょう。