【婚活】「一気に気持ちが冷めてしまいました」 見た目が“どストライク”の女性とマッチングした41歳男性の悲劇
男性と女性とでは、異性を好きになる感覚やスピードが違います。婚活においても、男性は見た目がタイプだと急激に女性を好きになります。女性は、見た目、経歴、性格など総合的なものを見て気持ちを育てていくので、好きになる速度が男性よりもゆっくりとしています。この違いを理解せずに、男性が急激に女性との距離を縮めようとすると失敗するのです。 【トップ9】「えっ…なんか生々しい!」 これが、男性が選んだ「彼女にしたいタイプの女性」上位9個です! では、どうしたらこの“誤差”を埋めることができるのか。結婚相談所を運営する仲人の筆者が解説していきます。
男性が女性を好きになる心理構造
結婚相談所での婚活は、まず、サイトに登録されたプロフィールでお相手選びをします。お目にかかる前に、お写真での見た目、年齢、住んでいる地域、職種、年収、家族構成、初婚か再婚か…などの大まかな情報が分かります。 そのため、実際にお会いしたときに見極めるのは、お人柄や結婚観なのですが、男性は目の前に現れた女性が好みのタイプの美人だと、一気に相手を好きになってしまいます。 しかし女性の場合、たとえ見た目がタイプの男性が現れたとしても、会話をしながら「波長が合うか」「周りに気を使えるか」「どんな結婚観なのか」などの細かいところをチェックしています。そして、回数を重ねて会って、気持ちを育てていきます。 こんな分かりやすい例があります。 のりゆきさん(41歳、仮名)は、婚活パーティーでまゆさん(37歳、同)とマッチングしました。結婚相談所のパーティーの場合、マッチングすると“改めましてのお見合い”をして、そこで「仮交際」に進むと連絡先の交換になります。 のりゆきさんは、私に言いました。 「まゆさんって、顔もスタイルも話し方も、僕にとって“どストライク”なんです。お見合いから交際に入ったら、絶対に頑張りますよ」 そして、念願の仮交際に入ったのですが、じっくり話をしてみると、思っていた女性とは少し違う部分が出てきました。 「先日、ファーストデートをしたのですが、なんだか会社の人間関係がよくないようで、彼女の話の半分が、会社の同僚の愚痴でした」 その後も食事をしたり、週に2、3度は電話で話すようになったりしたのですが、その度に、聞かされるのは会社の愚痴だったようです。 そこで、私は言いました。 「楽しい会話ができないのだとしたら、未来の結婚生活も楽しい毎日にならないのではないですか?」 すると、のりゆきさんは言いました。 「そうかもしれません。でも、見た目がタイプなんですよ。これまでお見合いしてきた人たちって、明らかに写真を盛っていて、写真とは別人のような人が来ることが多かった。まゆさんみたいな美人に、婚活ではめったに出会えないと思うんです」 こんな考えだったのですが、急激に盛り上がっていた気持ちが一気に冷める事件が起きました。 「先日、食事をしていたときに、彼女の携帯にLINEが届いたんです。それをチラッと見たときに、『あの使えない同僚からだわ』ってボソッと言ったんですが、そのときに本当に意地の悪そうな顔をした。顔がタイプだっただけに、なんだか一気に気持ちが冷めてしまいました」 このデートを終えて、のりゆきさんは、まゆさんに「交際終了」を出しました。 男性は、視覚的な刺激や新鮮な体験に対して強く反応することが多いので、第一印象や外見的な女性の魅力にひかれやすいといわれています。このため、恋愛の初期段階で一気に気持ちが盛り上がるのです。 しかしながら、視覚的な刺激や新鮮な体験も、時間とともに慣れていくと平坦な感覚になっていきます。それが日常になると、理想の女性にはそぐわない発言を聞いたり、見たくない光景を目の当たりにしたりしたときに、気持ちが一気に冷めてしまうことがあるのです。