犬の体に負担をかける抱き方がある? 注意したい犬の抱っこの仕方とは
日頃、愛犬を抱っこするときはどのようなことに気をつけていますか? 犬の正しい抱き方と犬の体に負担をかけてしまう抱き方を知っておくと、思わぬ事故やケガの予防につながります。 【写真】抱っこされて遠くを見つめる柴犬 「犬の正しい抱っこと注意したい抱っこの仕方」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
犬の正しい抱っこの仕方
まずは、犬の正しい抱っこの仕方をみていきましょう。
子犬・小型犬の正しい抱っこの仕方
体の小さな子犬や小型犬を抱き上げるときは、犬の体の横から片腕を胴の下に同じ向きに入れて、もう一方の手でお尻を支えながら落とさないように平行に持ち上げましょう。
中型犬~大型犬の正しい抱っこの仕方
体の大きな中型犬や大型犬を抱き上げるときは、片腕を犬の前胸部にあてて、もう一方の腕でお尻を支えながら平行に持ち上げましょう。
犬の間違った抱っこの仕方
次に、注意したい犬の間違った抱っこの仕方を紹介します。
①縦抱っこ
人の子どもを抱き上げるような縦抱っこは犬の背・腰骨に負担がかかります。特に胴長の犬は体に負担がかかりやすいので注意が必要です。
②脇の下に手を入れる抱っこ
犬の正面から脇の下に手を入れて持ち上げる抱っこも犬の肩や背・腰骨に負担がかかります。
③仰向け抱っこ
人の赤ちゃんを抱っこするような仰向けの横抱きも犬の体に負担がかかります。
抱っこが嫌いな犬の抱き上げ方
犬のなかには抱っこが好きなコもいれば苦手なコもいます。
タオルごと犬を抱き上げる
抱っこ嫌いな犬をどうしても抱き上げなければならないときは、犬に大きなタオルなどを被せてタオルごとすくい上げるように低い位置で抱っこをするとよいでしょう。
犬をゆっくりと抱き上げる
愛犬を抱っこした状態で飼い主さんが急に立ち上がると、犬が嫌がったり暴れたり落下してしまう可能性があります。 このため、犬を落とさないようにしっかりと抱っこできている状態や犬が落ち着いたタイミングでゆっくりと抱き上げるようにしましょう。 愛犬の体に負担がかからないように正しい抱っこをしてあげてくださいね。 (監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生) 取材・文/maki ※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです ※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
いぬのきもちWeb編集室