米国務長官 韓国大統領代行と面会=「リーダーシップ完全に信頼」
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の権限を代行する崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相兼企画財政部長官は6日、政府ソウル庁舎でブリンケン米国務長官と面会し、韓米同盟、韓米日協力、北朝鮮問題などについて意見交換した。企画財政部が伝えた。 崔氏は、米国が韓米同盟と韓国の民主主義に変わらぬ支持と信頼を示してきたことに謝意を表し、「ブリンケン長官の訪韓は、それ自体が揺るぎない韓米同盟を示している」と述べた。 また、強固な韓米同盟と韓米日協力を基に外交・安全保障基調を維持するとし、韓米同盟70周年記念の共同声明や2023年4月に韓米首脳が合意したワシントン宣言、同年8月に米大統領山荘のキャンプデービッドで開かれた韓米日首脳会談の原則と精神を通じ、韓米両国の合意事項が引き続き履行されるよう最善を尽くすと述べた。 外交・安保当局間の緊密な意思疎通と堅固な韓米合同防衛体制を基に、北朝鮮の挑発の可能性にも十分に備えるとの立場も強調した。 ブリンケン氏は、先月29日に南西部の務安国際空港で発生した旅客機事故に関してお悔みと見舞いの意を表し「米国はいかなる支援も行う準備ができている」と述べた。 崔氏に対しても「米国は韓国の友人として韓国民主主義の底力はもちろん、崔代行体制のリーダーシップを完全に信頼する」としながら「米国の韓国防衛公約には一寸の揺るぎもない」と強調した。 さらに、70年以上の韓米同盟は朝鮮半島とインド太平洋地域の平和・安定の中心軸であり、その重要性と役割はいつにも増して明確だとした上で、「キャンプデービッドでの首脳会談の成果など韓米日協力を高く評価し、成果が今後も維持・拡大されることに期待している」と述べた。 ブリンケン氏は今月20日のトランプ新政権発足を前に、5日夜に韓国入りした。 崔氏との面会に続いて趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官と会談し、韓米同盟と韓米日協力、北朝鮮問題などさまざまな懸案について協議した。
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