侍ジャパン・才木浩人「負けずに押して…気持ち良かったです」 3回完全7奪三振、圧巻の侍デビュー
◇強化試合 日本7―1チェコ(2024年11月9日 バンテリンD) 「ラグザス presents 第3回 WBSCプレミア12」に臨む野球日本代表「侍ジャパン」は9日、強化試合としてチェコと対戦し、7―1で快勝した。侍ジャパンの才木浩人投手(26=阪神)は4回から2番手で登板し、3回をパーフェクトに抑えた。 【写真】<日本・チェコ>6回、好投し、坂倉(右)とグータッチをする才木(左)(撮影・平嶋 理子) 今シーズン13勝を挙げた才木は4回に2三振を奪うなど3者凡退に抑えると、5回にも2三振。6回は2番のエスカラからの打順を3者連続三振に抑えた。チェコの打者9人に対して46球を投げ、無安打、7奪三振と完璧に抑えた。10月12日のCSファーストステージ、DeNA戦以来のマウンドでも不安を感じさせなかった。 ヒーローインタビューで才木は「久々の実戦だったので思い切って投げていこうと思った結果、いいピッチングができました」と笑顔で語った。「相手選手も真っすぐにフルスイングをしてくるバッターが多かったので、こっちも負けずにどんどん押して行こうというピッチングでいきました」とし、インタビュワーから「球場の雰囲気を変えた」と問われると「気持ちよかったです」と笑った。 プレミア12は世界野球ソフトボール連盟(WBSC)主催の国際大会で、最新の世界ランキング上位12位までの国・地域が参加することが、昨年12月に発表された。日本は15年の第1回大会は準決勝で韓国に逆転負けして3位、19年の第2回大会で初優勝した。今回の第3回大会は11月10日から24日まで開催され、決勝は東京ドームで開催される。 1次ラウンドは6チームずつ2組に分かれ、各組上位2チームがスーパーラウンドに進出する。日本はB組に入り、13日にバンテリンドームでオーストラリアと初戦を迎える。2戦目以降は台湾で行われ、21日からのスーパーラウンド、3位決定戦、決勝は東京ドームで行われる。