「年金制度は崩壊する!」「未納者が多い!」専門家が<年金のよくある誤解>を徹底解説。「払い損になる可能性はとても低い。むしろ…」
◆保険料を払っていない人が多いらしい。やっぱり危ないのでは? 厚生労働省の令和4年度の国民年金の加入・保険料納付状況によると、年金保険料の未納者は約1割います。 「1割もの人が保険料を払っていない? やっぱり年金制度は危ないのでは?」 不安になる気持ちはわかります。 以前は35%の人が未納だったそうです。それに比べればかなり改善はされましたが、1割は多いですね。でも、この1割は国民年金の未納者です。 第2号被保険者の会社員など厚生年金の加入者は、給与から天引きされるため、未納者はほとんどいません。 また、第3号被保険者の専業主婦などは、そもそも保険料の納付がないため、未納にはなりません。 第1号被保険者のうちの約1割が未納者です。ただ第2号被保険者を含めた全体で見れば、年金の未納者は1%未満ですので、これによって年金の財源が傾くとは考えにくいのです。 ※本稿は、『投資ゼロで老後資金をつくる』(青春出版社)の一部を再編集したものです。
長尾義弘
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