大阪府 認証された飲食店は酒類提供が午後8時半までに 吉村知事「段階的に緩和していく」
府の認証を受けている店舗に限り酒類の提供は午後8時半まで
大阪府 認証された飲食店は酒類提供が午後8時半までに 吉村知事「段階的に緩和していく」
大阪府は28日午後、大阪府庁で「第59回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議」を開いた。政府が大阪府など19都道府県に出している緊急事態宣言を30日ですべて解除する方針を出していることから、大阪府では緊急事態宣言が解除された場合の対応として、府の認証を受けている店舗に限り、営業時間は午後9時まで、酒類の提供は午後8時半までとすることを決定した。 【中継録画】吉村知事「コロナとの共存、少しずつ緩和しながら模索」 新型コロナ対策会議(2021年9月28日)
入店時の1グループについては原則4人以内
会議によると、緊急事態宣言が解除された場合は、すでに大阪府の認証を受けている飲食店(ゴールドステッカー認証店舗)に対しては、酒類の提供を認め、酒類の提供時間は午後8時半までとすることを決定した。 入店時の1グループについては原則4人以内とするとしている。また、カラオケ設備の利用については自粛を求めるとしている。 大阪府の認証を受けていない飲食店については、これまで通り酒類の提供を認めないとしている。
学校の部活動は感染防止対策を徹底したうえで再開
また、緊急事態宣言期間中に、原則休止とされていた府立学校の部活動などについては、感染防止対策を徹底したうえで再開する方針を決定した。 修学旅行や府県間の移動を伴う行事についても、感染防止対策を徹底したうえで実施する。しかし、旅行(移動)先の都道府県が大阪からの受け入れを拒否している場合は、中止または延期とするとしている。
吉村知事「一気に解除・緩和するわけではなく段階的に」
吉村知事は会議で、飲食店などに出されている酒類提供の制限などについて「一気に解除・緩和するわけではなく、段階的に緩和していく。コロナはゼロにはなりませんが、どうやったらコロナと共存できるのかを少しずつ緩和しながら模索していくことが重要だと思っています」と話していた。
「感染に強い飲食の場を作っていかなければならない」
吉村知事は同会議終了後に囲み会見に応じ、報道陣から「認証店とそうでない店を差別化しているが、その意義は?」という質問があった。 それに対し、吉村知事は「感染に強い飲食の場を作っていかなければならないということです。今後、第6波も必ずくると思いますし、ワクチンが広がってきて重症化率もかなり下がってくるとは思いますが、どんな株がでてくるかわからない。ウイルスはゼロにできませんので、どうコロナと共存していくのかを考えた時に感染に強い飲食の場づくりにご協力いただきたい」と答えていた。