【取材】新たな暮らし高齢者が住む「シェアハウス」互いの健康管理や年齢制限なしでの異世代交流も
年齢制限なしのシェアハウスで「異世代交流」
東京・調布市にある「SHIFT調布」 中を見てみると、 シニアの方だけでなく若い住人も! 一般的なシェアハウスは年齢制限を設けているところがほとんどですが、ここでは制限がなく、上は70代から下は20代までが一緒に暮らしています。 齋藤さん: 一人だとやっぱり、落ち込んだらそれまでかなって思うし、共有できるし何か会えばしゃべれるかなって、(若者とも)おしゃべりできるかなって思って入ってます。 普通はなかなか触れ合えない、世代間の交流があるのもメリットだといいます。 夕食どきを過ぎた頃、料理を始めたのは74歳の通称・おぐじい。話を聞くと… ――きょうは、何作ってるんですか? おぐじい: きょうは、すき焼き。 ――今から食べるんですか? おぐじい: いや、まだ待つよ。下地を作っておいて、後で食べます。 おぐじいは、一緒に暮らす住人のため、ほぼ毎晩、夕食を作ってあげているといいます。 こちらの女性は、家業を継ぐため資格取得の勉強中。おぐじいは、その頑張りを料理で応援しているそう。 ゆげさん: もうシェアハウスは、何年になるんでしたっけ? おぐじい: ここ?うーん、5年になる?ってことだな。 望月さん: なんかもう家族みたいにやってます。皆でわいわい最初から食べてた感じです。 ゆげさん: 僕が初めて来た時歓迎会やってくれて、そうめん流しもやりましたね。 おぐじい: あったあった、夏ね。 何かと住人の世話を焼くおぐじい。その裏には… おぐじい: いろんな人を見てさ、何をやってるのかな、楽しそうだなっていう、楽しんでる姿見るのが好きなの。それで活力もらってるみたいな。すごくそれが幸せを感じてるかな。 また、シニアの住人だけでなく、若者側も… あかねさん: ここにいるとまじで面白いんですよね。カラオケ行ったり、ディズニー行ったり。 人生の先輩だからこそ私には見えてないものとかをいっぱい教えてくれる。経験した人と教科書で学んだ人とでは絶対違うからそういういい話とかいっぱい聞けますよね。 シニアと若者がウィンウィンのシェアハウス。こちらはバストイレとキッチンは共有、ベッドやデスクなどの家具付きワンルーム賃料7万8000円で暮らせます。