<上海だより>自転車シェアリング人気加熱 破格30分15円「摩拜単車」登場
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今、上海では自転車シェアリングサービスの人気が加熱しています。北京摩拜科技有限公司が展開する「摩拜単車」というアプリを通じた自転車シェアサイクリングのサービスがこれまでにない画期的な試みを実施しているのです。 上海だより
まず、日本でも少しずつ広がり始めている自転車シェアリングですが、「摩拜単車」以前の上海も日本と同様にステーションにて借り、ステーションに返すという貸し借り可能な場所は固定的な形式を取ってきていました。この形式ですと、ステーションに空き自転車がない場合は当然借りられませんし、ステーションが埋まっている場合は乗っている自転車を返却できません。
しかし、「摩拜単車」の自転車には全車にGPSが装着されており、アプリを通じてQRコードを読み取ることでレンタル手続きが完了でき、付近に空き自転車さえあれば借りられますし、好きな場所で乗り捨ても可能です。さらに驚きなのは利用料金で、日本であれば1日1000円程度はするかと思いますが、なんとこのアプリでは30分1元(15円程度)という破格の料金で利用することができます。 また、今までの自転車シェアリングサービスではママチャリ型の自転車が一般的でしたが、「摩拜単車」は小型のオリジナル車体で、カラフルでお洒落なデザインも特徴です。2016年4 月にサービスを開始したばかりですが、すでにユーザー数は数十万人(正式な人数は非公表)に達しているそうで、大きな注目を集めています。
そしてもちろん、気になるのはアプリの操作感や乗り心地です。まず、アプリのダウンロードからサービス利用開始までは実にスムーズです。電話番号の登録と、銀行口座から引き落とし、またはオンライン決済などの支払い方法の選択、デポジット金299元(約4,500円)の送金、身分証番号による実名認証というステップがありますが、3分もかからずに登録は終了します。 外国人の場合ですと、パスポートと自分の顔の画像を送信し、運営側での認証確認を待つ必要がありますが、これも30分程度で終了しました。これで、アプリのメインページとなる地図ページ上に付近の空き自転車が表示され、利用可能になります。