<上海だより>自転車シェアリング人気加熱 破格30分15円「摩拜単車」登場
一方で、まさにお国柄な問題ではありますが、自転車自体の盗難や、自宅内へ運び込む、オフィス内へ運び込むなどし、せっかくの共用自転車をどうにか独占しようとする人もいるようです。中には、上海の外側へ運び出した人や、GPS自体を破壊した人、茂みの中に隠した人などもいるようです。 これについては、中国メディアも批判していますし、それに対するインターネット上のコメントなども批判的です。すでに多くの中国人にとって倫理観は常識化しているのですが、それでも13億人の中には意に介さない人もまだまだ存在しているのが現実です。もちろん、サービスを提供している企業側もその程度の問題は見越した上で事業を展開しているとは思いますが、やはりこのような問題が減少し、将来的にはなくなることを願うばかりです。 日本でも2020年の東京オリンピックに向けて自転車シェアリングサービスの更なる拡充は進められるとは思いますが、先行して火がついた中国の「摩拜単車」の今後は参考になるでしょう。