田中碧、今夏にイングランド移籍の可能性…2部リーズがデュッセルドルフと交渉開始か
デュッセルドルフに所属する日本代表MF田中碧にイングランド移籍の可能性が浮上しているようだ。27日、イギリス紙『デイリーメール』やドイツ紙『ビルト』が伝えている。 1998年9月10日生まれで現在25歳の田中は川崎フロンターレで頭角を表し、2021年7月にデュッセルドルフへレンタル加入。在籍初年度からボランチの主軸として活躍すると、翌年夏には完全移籍への移行が発表された。同クラブではここまで公式戦通算95試合に出場し10ゴール8アシストをマーク。在籍4年目の今シーズンは2.ブンデスリーガとDFBポカールを合わせて4試合に出場している。 そんな田中が今夏にデュッセルドルフを離れ、イングランドに新天地を求める可能性が浮上しているようだ。今回の報道によると、チャンピオンシップ(イングランド2部)に所属するリーズが田中の獲得に興味を示しており、すでにクラブ間交渉を開始したとのこと。同クラブはフィンランド代表MFグレン・カマラをレンヌに売却して以来、中盤の補強に向けて動いており、過去の移籍市場でもオファーを検討した田中への関心を強めているようだ。 田中とデュッセルドルフとの現行契約は2025年6月30日で満了に。『デイリーメール』によると、同契約には265万ポンド(約5億円)の解除条項が付随しており、リーズはこの金額を支払うことも検討している模様。諸々の条件が迅速にまとまった場合には「田中が27日夜にもイングランドへ渡航する可能性がある」とも報じている。一方で、『ビルト』は田中の契約に解除条項はなく、デュッセルドルフが移籍金額について自由に交渉する権利を保有していると強調。しかし、契約期間が来夏で満了となることから、400万ユーロ(約6億円)以下で移籍が成立する可能性もあると指摘している。 移籍市場の閉幕が間近に迫るなか、突如として浮上した田中のリーズ移籍の可能性。交渉の行方に大きな注目が集まる。
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