伝説スノーボーダーやライバル国メディアが平野歩夢の2本目疑惑採点を痛烈批判「恥を知れ」「得点を盗んだ審判員を逮捕せよ!」
同メディアは、「23歳(の平野)は、ジャッジからの厳しい採点にもかかわらず平静さを保ち、最後のランでまた1つトリプルコークを成功させて勝利を確実にした」と記事をまとめた。 同じNBCのロサンゼルス局は、「なぜ冬季五輪の男子スノーボードのハーフパイプがこれまでの競技で最高のものだったのか」との見出しを取り、「平野の伝説的な滑りからショーン・ホワイトの引退ラン。これこそが過去最高のイベントとなった理由だ」と、今大会の内容を称賛する記事の中で、この2本目の疑惑の採点問題について触れている。 「日本の平野が五輪で初めてトリプルコークを披露。『スノーボードの歴史において最も高い技術のラン』と評価される中で(2本目の疑惑採点を巡る)論争が話題を独占してしまっていた。平野の2本目のランが豪州のジェームズより下の順位だったのだ」 同記事も「過去2度の五輪で銀メダルを取っていた平野は、3本目の最後のランで予期せぬ逆境を乗り越えた。もう1本トリプルコークを決めて、吠え返し、今回は96点を得て、彼自身に金メダルをもたらした」と、逆転Vをレポートした。 銀メダルに終わったジェームズの母国豪州のニュースサイトnews.com.auは「『逮捕されるべきだ』…豪州選手の五輪のライバル(平野)が『(得点を)奪われ』、世界が激怒」との見出しを取り、この疑惑の採点を激しく批判した。 記事は「豪州のジェームズは、彼の日本人ライバル(平野)への採点について評論家やファンが非難の声を浴びせる論争が起きたとき、まだ競技の戦いの中にいた」と書き出し、2本目のランにあった疑惑の採点について説明した。 「平野は目を見張るフロントサイドのトリプルコーク1440を出し、この技を五輪で着地させた初めての人間となり、2本目のランでは特別なものを引き出した。だが、ジャッジの1人は、彼に89点しか与えず、2本目の得点は91.75点しか出ず、ジェームズに次いで2位のポジションに留まった」と紹介。 そして「視聴者たちは、その採点が信じられず、米国のスノーボード界の”レジェンド”のリチャーズ氏は、NBCの中継内で、平野に対するジャッジの扱いについて酷評した」と続けた。