フーシ派地下壕を狙うB-2出撃 標的は地下兵器貯蔵所5カ所
コロンビア特別区、10月17日雨 (AP) ― 米軍のB-2長距離爆撃機が10月17日早朝、イエメンの反政府勢力フーシ派が使用する地下壕を狙って空爆を開始した。 この空爆でどのような成果が上がったのかは、現時点では明らかになっていない。 パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配していたイスラム武装組織ハマスとイスラエルの戦争勃発以降、紅海を航行する船舶を攻撃してきたシーア派の攻撃にB-2が投入されたことはこれまでにないことだ。 フーシ派の衛星ニュースチャンネル「アルマシラ」は、同組織が2014年以降支配しているイエメンの首都サヌア周辺での空爆を報じた。また、フーシ派の拠点であるサーダ周辺への空爆も報告されているが、被害や死傷者についての情報はない。 米国のオースチン国防長官は声明で、B-2爆撃機の標的はフーシ支配地域にある5カ所の地下兵器貯蔵所だと述べた。 同時に、この空爆はフーシ派を支援するイランに対する間接的な警告という意味も含まれている。 B-2は、"大型地中貫通爆弾"として知られるGBU-57を投下できる唯一の航空機であることから、ナタンズやフォルドのようなイランの堅固な核施設に対するアメリカの攻撃に使用される可能性がある。 核兵器を搭載できるB-2は、1999年のコソボ紛争で初めて実戦投入されたが、1機あたりの製造コストが約10億ドルもするため、米軍が戦闘で使用することはほとんどない。 (日本語翻訳・編集 アフロ)