ロシアが日本と韓国の攻撃対象リストを作成 戦争想定した機密資料で明らかに 英メディアが報道
ロシアが日本や韓国との戦争を想定して攻撃対象のリストを作成していたと、イギリスメディアが報じました。 イギリスの経済紙「フィナンシャル・タイムズ」が2024年12月31日に掲載した記事によりますと、リストは2014年までにロシア軍が将校の訓練用に作成した機密資料の中で確認されたもので、ロシアがNATO(北大西洋条約機構)との戦争が拡大した事態を想定しているものだということです。 リストに書かれていた160の攻撃対象は、日韓の82カ所の軍事施設をはじめ、茨城県の東海村の原子力関連施設や道路や橋などを含む、民間のインフラも含まれているということです。 資料には、北海道の奥尻島にあるレーダー基地の詳細な情報が写真とともに記されていたほか、島が地図上で爆発するシミュレーション映像もあったということです。 また、ロシアの爆撃機が2014年に日本と韓国の防空能力を試すために両国周辺を飛行し、対応した日韓の戦闘機などの詳細についての報告もあったとしています。 フィナンシャル・タイムズは、資料の内容は「現在もロシア軍の戦略に関連しているとみられる」と伝えています。
フジテレビ,国際取材部