この先どうしたらいいのか…。45歳元会社員〈2人の子育て〉と〈実母の介護〉に追い詰められ家計も精神もギリギリに…激しく後悔する“過去の選択”
女性の出産年齢が上昇し長寿化も進行する中で、子育てと介護が同時期に重なってしまうケースが増えています。その場合、精神的にも経済的にも負担が大きくなり、追い詰められてしまうことも。詳しく見ていきましょう。 【早見表】年収別「会社員の手取り額」
女性の出産年齢の上昇で今増えていること
女性の出産年齢が上がっているといいますが、実際にはどのような状況なのでしょうか。出産時の年齢について、以下のような調査結果が出ています。 【母の年齢別出生数 2022年】 20~24歳で出産した人数(全体における割合) 5万2,850人(6.85%) 25~29歳で出産した人数(全体における割合) 20万2,505人(26.27%) 30~35歳で出産した人数(全体における割合) 22万9,517人(36.26%) 35~39歳で出産した人数(全体における割合) 18万3,327人(23.78%) 40~44歳で出産した人数(全体における割合) 4万6,338人(6.01%) 45~49歳で出産した人数(全体における割合) 1,600人(0.20%) ※2022年総数:77万759人(年齢不詳含む)/10代、50代は省略 厚生労働省『人口動態統計(確定数)2022年』より 20代全体は33.12%、30代全体は60.04%、40代全体は6.21%。一般的に高齢出産と言われるのは35歳以上。上記で35~49歳までを見ると29.99%ですから、実に約3割が高齢出産にあたるということになります。 一方で、介護の状況はどうなっているのでしょうか。厚生労働省の調査によれば、年代別人口に占める要支援・要介護認定者の割合は、以下のようになっています。 年代別人口に占める要支援・要介護認定者の割合 ・65~69歳:2.9% ・70~74歳:5.8% ・75~79歳:11.8% ・80~84歳:26.0% ・85歳以上:59.5% ※生命保険文化センター『介護や支援が必要な人の割合はどれくらい?」より これを見ると、70代で要支援・要介護状態である人は17.6%。これが80代になると85.5%に跳ね上がります。80代では支援や介護が必要になる方が普通と考えていてもよさそうです。 一昔前は、子どもを20代あるいは30代前半で出産し、一番手のかかる時期を過ぎた後に親の介護がやってくる……というように、子育てと介護の時期が重ならず、大変な時期を乗り越えられたケースも少なくありませんでした。 ところが、出産年齢が上がったことで、子育てと親の介護(見守りや世話、援助、介助も含む)が重複してしまうことに悩む人が増えています。
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