人生最後のクルマに日産「フェアレディ240ZG」と決めて3年…福岡で発見した個体を購入! 純正をキープしながらイベントに合わせたイメチェンを楽しんでます
抜群のルックスと美しいプロポーションで人々を魅了
愛媛県在住の萩原一男さん(58歳)は、子どもたちが社会人となったことをきっかけに、昔からずっと憧れていた日産「フェアレディ240ZG」を10年ほど前に購入しました。現在は豪快かつ流麗な美しいボディをそのまま保ち、フェアレディ240ZGらしさを崩さないスタイルでオトコのロマンあふれる旧車のある生活を満喫しています。 【画像】グランプリマルーンが美しい! 華麗なスタイリングを持つ美獣と言われた日産「フェアレディ240ZG」を見る(11枚)
国内3グレードの中でも最上級の240ZG
圧倒的な存在を放つ美しいフォルムは、やはり特別な存在。日産「フェアレディ240ZG」というクルマは、そうした魅力を感じさせる日本を代表するスポーツカーである。 日産が初代S30型「フェアレディZ」の北米向け輸出専用車両として「フェアレディ240Z」を発売したのは、1970年のことだった。発売直後に記録的な大ヒットを達成し、この偉業をより後押ししたのがモータースポーツ「SCCAトランザムシリーズ」でのBREレーシングの活躍だ。 当時、美しいクルマは速いとは限らない……なんて皮肉ともジンクスともとれる言葉を否定するべくレースに投入されたフェアレディ240Zは、圧倒的な強さでシリーズ優勝を獲得。その翌年も、さらに翌々年も連続優勝という快挙を達成した。 海外での活躍は日本のスポーツカーファンの耳にも入り、日産はその熱い要望に応えようと1971年11月に、国産スポーツカー最大級のパワーユニットであるL24型エンジンを搭載したフェアレディ240Zをラインアップに追加した。 当時の記録を調べると、日本でのグレード展開は240Z/240Z-L/240ZGの3種で、なかでも240ZGは最上級グレードとして君臨。外観上の特徴はエアロダイナミクスノーズとしてデザインされたGノーズで、FRP製ノーズピースに加えてヘッドライトカバー、ワイドタイヤを収めるためのオーバーフェンダーを追加装着し、空気抵抗係数を示すCd値は0.390をマーク。これは当時のスポーツカーでもトップクラスの数値であり、その美しいスタイリングによって最高速度は210km/hを達成した。
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