宣言解除受け、大阪・吉村知事が会見(全文3)月末までにコロナ追跡システム完成へ
大阪府の吉村洋文知事は21日夜、新型コロナウイルス対策本部会議の終了後に臨時の記者会見を行った。 【動画】大阪府の「緊急事態宣言」解除 吉村知事「外出していい。ただし3密は避けて」 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府の「緊急事態宣言」解除 吉村知事「外出していい。ただし3密は避けて」(2020年5月21日)」の中継開始時間に対応しております。 ◇ ◇
子供の自殺防止対策は?
産経新聞:学校に関連してもう1問なんですけれども、今回の休校に限らず、長期休業明けで子供の自殺が増えるというような統計もあるかと思うんですが、その辺りの対策についてはいかがでしょうか。 吉村:子供たちの相談の、さまざまな相談の、LINE相談であったり電話相談であったりっていう相談窓口は設けていますので、その周知、学校が始まった段階でさらにその周知の徹底はしていきたいと思います。環境が変わるときっていうのはどうしても大きなストレスがかかりますんで、それはやっぱりケアしなきゃいけない。そういう意味もあるので、ある意味、今、臨時登校日を設けて、この間、きてます。 で、6月1日から、もういきなりフルではなくて、スタートアップの時間、期間として、午前中だけとか午後だけとか設けて、いわゆる分散登校という形で進めていくと。なんとか徐々に慣らしていきながら子供の生活リズムを元に戻していきたいと思います。並行して、やっぱりそういった心の相談だとかの窓口は、きちんと学校が始まれば、より周知をしていきたいと思います。そのことは市町村教委にも通達はしていきたいと思います。
休業要請継続の事業者には不公平感があると思うが
産経新聞:すいません、最後、もう1問なんですけれども、大半の施設が休業解除になりましたが、特措法によって休止要請をするキャバレーとかナイトクラブの関係、これは24条の9項に基づくもので、任意の協力要請ということだと思いますが、最終的に事業者の判断になると思うんですけど、やっぱり不公平感とかもあると思うんですけど、その辺りはどう対応されるおつもりでしょうか。 吉村:これはもうどうしても不公平感というのは出てくると思います。ただ、コロナウイルスはゼロにはなってないという中で、現実にクラスターが発生したと。それに対する感染症対策というのが、これはもう、これでいこうというものが、対策を取った上でじゃないと、これは現実問題として、一方でウイルスから命を守るということも引き続きやっていく義務はわれわれにもありますんで、その要請はお願いするということになろうかと思います。 支援の在り方として、休業要請支援金というのはこれまでもやりました。それ以外にも、これからの新しい営業の在り方として、例えばライブハウスであれば無観客ライブの補助事業というのを今、開始をしています。それから密になりやすいという傾向があるので、高機能の換気扇、上限300万円までは補助するという、そういった予算組みもしています。そういった新たな、3密を避けるとか、措置を取りながら、できるだけこのコロナウイルスから遠ざかりながら、なんとか事業が成り立つような、そういったことをクラスターが発生した事業者の皆さんともやっていきたいと思います。 決して突き放してるわけではなくて、現実問題そこで発生したという事実を受け止めた上で、なんとかそのリスクを抑えていくというのを共に考えていきたいというふうに思います。もちろん1日1日の営業が死活問題だというのは、これは僕もものすごく重いぐらい分かってますし、だからこそ5月の一番最初の前半のときに大阪モデルを作るっていう発表もしたわけなので、その中でも、どうしてもそこについては5月29日、あと1週間の間になんとかさらに対策を詰めていきたいと思います。 産経新聞:ありがとうございます。 司会:次のご質問をお願いします。