小池都知事が会見 緊急事態措置を決定(全文1)状況は危機的で極めて深刻
都立・公社で1700床確保を図る狙いは
テレビ東京:テレビ東京の吉田です。よろしくお願いします。知事にお伺いしたいんですけれども、都立・公社で1700床を確保すると発表されましたが、これは都立・公社病院をコロナの受け入れ拠点として重点化するということだと思うんですけれども、その狙いと、また人材の確保など、課題はどう考えるか、お聞かせください。 小池:まず何よりも、これまで4000床ということで、民間そして都立・公社問わず、それぞれベッドの確保に努めてまいりました。そういう中で今、特に感染者数が大幅に増えている現状もありますが、その前から都立・公社のほうには、さらにこのコロナ対策を受け入れてもらうようにお願いをしてきたところでございます。やはり都立・公社、それぞれ都民のための医療施設でございますので、それをしっかりと引き続き頑張って受けていただくという、そのような流れの中で今日の1700という数字が出てきたところです。担当局長のほうからさらに付け加えさせていただきます。 吉村:本日4000床を確保したというところで、その中には都立・公社が1100床入ってるんでございますけど、さらにそれを1700に伸ばすということで、そのためには一部、各病院において既存の医療を少し休止してコロナに振り替えるということが必要でございます。そしてそのことによって、お医者さまであるとか看護師さんをコロナに振り向けるということを各病院で今、個別に検討していただいているところでございますので、そうやって医療資源をコロナに優先投入していく、そういうことによって1700床を確保していくという考えでございます。
自衛隊に協力要請を行う考えは
フジテレビ:フジテレビです。今日、過去最多の感染者が出て、重症者も過去最多となる中、非常に医療体制の逼迫が懸念されます。北海道や大阪のように自衛隊に協力要請を行うことはお考えでありますでしょうか。 小池:自衛隊の使命というのは第一に日本の平和と独立の維持と、一言で言うと国防ということでございます。さまざまな情勢が変化する中で、この国防ということを第一義に徹底してやっていただきたいと思います。一方で、東京には自衛隊の中央病院が池尻のほうにございます。そこは非常に管理した病院になっておりまして、また、エボラなどの陰圧室なども兼ね備えているところであり、さらに申し上げるとダイヤモンド・プリンセスのときも、この自衛隊病院の皆さんは非常に素晴らしい、このクルーズ船においても、また病院においても、大変活躍をされました。そういう意味では自衛隊中央病院での、コロナ対策にご協力いただくことによって、この今、東京が直面している医療体制の逼迫について、ご協力いただけるものではないかというふうに考えております。 【書き起こし】小池都知事が会見 緊急事態措置を決定 全文2に続く