「怒り」や「不安」に支配されないための方法2つ
支配的な感情を抑える2つの方法
ひとつの感情を強く抱きすぎていると、疲れてしまいますよね。そのせいで、燃え尽きてしまうことさえあります。Boyes博士によれば、支配的な感情から一歩離れるための方法は2つあるそうです。 ひとつは、そのときの状況に対して、違う解釈がないかどうか、じっくり考えてみるという方法。Boyes博士にとって、支配的な感情は「不安」です。 そのため、何かあると、いつも自分を責めてしまいます。 けれども、落ち着いて状況を整理し、こうなった理由がほかにないかじっくり考えてみると、不安とは違う別の感情が浮かび上がってくると、Boyes博士は述べていますよ。 もうひとつは、現状では支配的な感情にかき消されてしまっている「息をひそめている感情」に、注意を向けるという方法です。 「そこに注意を向けると、小さな感情が、意識の表面にどんどん浮かび上がってきます」と、Boyes博士は書いています。 こうした別の感情のおかげで、バランスのとれた見方ができるようになり、抱えている問題の新たな解決策を思いつくこともあるそうです。 このように、支配的な感情を抑えれば、さまざまなプラスの効果が得られるとBoyes博士は言っています。たとえば、安心感を味わえます。 創造力を高められ、問題解決のための新しい方法を見つけられますね。 やる気が高まり、そうでなければきっと思いつかなかった、別のアプローチを試してみようという気になります。 「支配的な感情」以外のさまざまな思いを感じることについて、Boyes博士はこんなふうに言っていました。 そのせいで落ち着かない気持ちになったり、おそらくは少し混乱して途方に暮れたりするかもしれませんが、それでもいいのです。 動揺しながらでも、きっとそこからいい効果が得られるはずです。 ーー2022年1月28日公開記事を再編集して再掲しています。 Source: The Healthy Mind Toolkit, Psychology Today(1,2,3), The CUT, Quoidbach et al
ライフハッカー・ジャパン編集部