日本、パラで最多メダル目指す パリに海外開催最多の175人
【パリ共同】パリ・パラリンピックは28日、市中心部のコンコルド広場で開会式が行われ、22競技549種目で争う12日間の大会が開幕。日本からは海外開催では最多となる175選手が出場し、獲得メダル数は過去最多だった2004年アテネ大会の52個の更新を目指す。 今大会で「日本の顔」といえるのが車いすテニス男子で18歳の小田凱人だ。シングルスでは四大大会で既に4勝を挙げ、世界ランキングは2位。優勝候補として大会に臨む。ボッチャの男子(運動機能障害BC4)で22歳の内田峻介は22年の世界選手権を制するなど、若手が伸びてきている。 前回の東京大会で日本は金メダル13個を獲得。昨年に引退した車いすテニスの国枝慎吾さんを除く10人は今大会も健在だ。競泳男子100m平泳ぎ(知的障害)の山口尚秀、バドミントン女子シングルス(車いすWH1)の里見紗李奈は優勝候補の最右翼。自転車女子で東京パラ2冠を果たした53歳の杉浦佳子は日本人金メダリストの最年長記録更新を目指す。