ボルボ「EX30」で、京都から東京まで500kmのロングドライブをしてみた!
新東名の最高速120km区間を快走し青山へ
新東名も交通量は多くなく、御殿場までは早目に進みました。ACCの最高速の設定を120km/hに変更し、快調に走ってきました。 御殿場からは東名と合流して、最高速も100km/hに制限されるので、一気にクルマが増えて混んできます。その印象は首都高速まで変わらず、厚木を過ぎたところからは渋滞も起きてきました。そうした走行ペースの変化にも運転支援機能のサポート力は絶大ですので欠かせません。 混雑区間での電力消費が多かったからなのか、青山のVolvo Studio Tokyoに着いた時には、バッテリー残量は17%、走行可能距離は74kmにまで減っていました。 浜松で一回充電しましたが、十分に電気は残っていましたが、ちょうど良いタイミングだったと思います。さらに先まで走ることはできましたが、ドライバーである僕のほうが先に根を上げてピットインしたくなっていたでしょう。
EV時代にいちばん重要なこと
EVの走行可能距離も多ければ多いほど良いわけではありません。バッテリーの大きさには限度があるからです。EX30のカタログ値は560km(WLTCモード)で、実際にはその70%と仮定しても、現実的な頃合いなのではないでしょうか? 長過ぎても人間が先に音を上げるので、どこかで充電できれば良いのです。重要なのは、その時に高出力の充電器が十分な量だけ用意されていることです。今回の浜松のように待つことなく、そして早く満充電にできれば不便はありません。その点では、まだ日本は欧米や中国に遅れを取っていることは間違いありません。 EX30で京都から500km走ってきましたが、EVならではの静粛性の高さと運転支援機能を使ったことなどによって、明らかに疲労は少なく済みました。充電を巡る不便やストレスもありませんでした。EVで長距離を走るたびにクルマ自体の性能向上や充電環境の整備が着実に進捗していることを体感します。少しづつですが、日本もEVが使いやすくなってきています。それを実感できました。