ボルボ「EX30」で、京都から東京まで500kmのロングドライブをしてみた!
ACCなどの運転支援機能を使ってみた
ナビに導かれながら新名神(という新路線が開通したのですね)高速を通り、東へ。馴染みのある伊勢湾岸道に入る頃には、運転支援機能を使い始めていました。 この高速道路を東進してくると、右に大きなメーリーゴーラウンドやジェットコースターのある「長島スパーランド」が見えてきます。三重県の湾岸長島ICの横です。 このレジャー施設に行ったことはないのですが、記憶に刻まれているのは、ずいぶん昔(1980年代)にロッキー青木という日本人(ステーキチェーン店「ベニハナ」オーナー)が、ここから気球でアメリカに飛ぶという冒険ドキュメントのテレビ中継を観て良く憶えているからです。当時は長島温泉と呼ばれていました。 EX30の運転支援機能は、ACC(アダプティブクルーズコントロール)とLKAS(レーンキープアシスト)とLCAS(レーンチェンジアシスト)などを使うことができます。 それらの機能を有効にするのは、シフトレバーを“D”の位置からもう一度下に向けて短く押すだけです。 これは素晴らしい。ほとんどの他のクルマでは、ステアリングホイール上のボタンや、生えているレバーを複数回操作しなければなりませんが、これは一回で済みます。 運転つまりレバーを“D”ポジションに入れて走っている状態で、そこに「クルマから支援機能を加える」という指示が、シフトレバーを下に短く押すという操作そのものとなっているからわかりやすい。形態と機能が表裏一体化しています。これならば、従来からの操作をわかりにくいと感じて利用しようとしなかったユーザーにも積極的に使ってもらえるようになるでしょう。
ちょっと気になった点も
少し気になったのは、LKASの効き方でした。クルマが車線からハミ出しそうになると、クルマ自らがステアリングホイールを回して車線内に留まらさせようという働きを持っていますが、その制御が上手くないのか、車線内で落ち着きがないように感じました。 また、LCASも効く場合と効かない場合の違いが体得しにくく、効き方も弱く明確な効果を感じられませんでした。