関電が金品受領で再び会見(全文10)原発再稼働に多大な影響があると認識
原子力事業本部を美浜に移した弊害では?
中日新聞:中日新聞の【イマイ 03:17:55】と申します。お願いします。社長にお伺いしたいんですけれども、やっぱり支店の説明聞きまして、やはり原子力事業本部でこれだけお金のやりとりが、授受があって、それを本店ではあまり把握できていないというのが事実かと思うんですけれども、原子力事業本部を美浜にあえて移したわけなんですが、遠くなった弊害だとかそういうものが出ているんではないでしょうか。ご意見をお願いします。 岩根:むしろ原子力事業本部が美浜へ移ったからこそ、本店と原子力事業本部の連携を良くすると。これは美浜の3号機の事故の1つの大きい柱でもあったわけでございます、そうした情報共有をして、しっかり一緒にやっていくということで。そういう意味では私自身もそういう本店側の原子力担当もやりましたし、原子力との信頼関係を築いて、原子力を全社で支援する、あるいは原子力の課題を全社で共有してしっかりとお互いにできることをやっていくということをやっていった過程の中で、私自身この場でこういうふうに申し上げるのは大変申し訳ございませんけれども、そういうのが非常にうまくいきつつあるんではないかというふうに思っておったんですが、しかしこんな大変な事態が起きたということになりますと、やはり本店側にいててここの部分のブラックボックスのところにわれわれが気付かず、ここのものの共有ができなかったということにはやはり、大きい課題があるというふうに考えてございます。今後どうしていくかさらに考えてまいりたいと思ってございます。 司会:よろしくお願いします。 中日新聞:補足だけすみません。膿を出し尽くすという言葉、幾つか出ているんですけど、膿は事業本部にあるんじゃないかという気もするんですが、そこはどうでしょうか。 岩根:まさにそこも含めて第三者委員会、完全中立な第三者委員会の中でそういう組織文化も含めて議論いただきたいというふうに考えてございます。 司会:よろしいですか。次の順番の。順番どおりいってください。 【書き起こし】関電が金品受領で再び会見 全文11へ続く