停戦合意後のレバノンの様子は…首都ベイルートに住む日本人が見た“停戦合意直前の攻撃”とは
■今の願いは「全ての人の日常が戻ること」「音楽を通じてレバノンの若者の将来を明るく」
――今後レバノン国内の情勢がどのように変わっていってほしいと思っていますか? レバノンで私は新参者ですし、事情もよく理解してないところもありますが、やはり教育現場にも携わる身なので、音楽を通じレバノンの若い人たちの将来が明るくなるといいなと思っています。社会の混乱は、若い人たちの将来には関係のないことですから。 そして、ここに暮らしている私だけではなく、全ての人たちが日常生活に戻れればいいなと思っています。とにかく私が住んでいる地域は、町や村が全て破壊され、家財道具を持てるだけ持ち、車に詰め込んで逃れてきた家族連れが押し寄せている地域なので、実際に戻る家がない人もいるはずで、そういった人たちの生活が早く元通りになれば、と思っています。