お腹の調子を整えて、これから一年を元気に過ごす! 健康祈願におすすめの【薬膳粥レシピ3選】
新しい年を迎え、未来への希望や期待が膨らむ時期ですね。今年こそは、健康的な生活を送りたいと思っている方も多いことでしょう。年初めは、健康を意識した生活をスタートさせる絶好の機会です。そこで今回は国際中医薬膳師のさとうあいさんに、お腹を温め、胃腸の調子を整える薬膳粥3選を伺いました。 【画像】蕪は消化を促進する効果もある。
免疫力をアップして疲れも癒す、年明けにぴったりの薬膳粥
一年を元気に過ごすためには、心と体のバランスが大切です。どんな願いも、健康があってこそ実現できるもの。そのためには、日々の生活で、心身のケアをしていくことが大切です。 薬膳粥は、お腹の調子を整えながら、栄養をしっかり摂取できる健康料理です。温かいお粥は、心をほっとさせ、体を内側から温めてくれます。さらに、免疫力を高めたり、疲れを癒す効果が期待できるので、お正月疲れの出やすい新年にぴったりのメニューですよ。 この時期は、特に体が冷えやすくなり、免疫力も低下しやすいため、体調を崩す方も少なくありません。体を温めて、一年をより良く健康に過ごすために、薬膳粥を取り入れてみてはいかがでしょうか。
◆長芋と鶏肉のお粥
寒い季節の疲労回復、免疫力アップの効果が期待できる薬膳粥レシピです。また、高熱が出た後の回復食にもおすすめできる一品です。 長芋は消化を助け、滋養強壮に優れている食材です。身体の潤いを保つため、乾燥した時期や体力が落ちているときは、特におすすめです。薬膳では、山薬(さんやく)と呼ばれ、漢方薬の材料としても用いられる食材です。 良質なタンパク質源で体力を高めてくれる鶏肉は、体を内側から温め、血行を促進してくれます。冷えによる体の不調症状を感じているときに、取り入れるといいでしょう。 体のエネルギーを補ってくれる干し椎茸は、胃腸の働きをよくする効果もあります。干し椎茸を戻す際には、冷蔵庫などでゆっくり戻すとより美味しく風味豊かになります。乾物なので、ストックしておけるのも嬉しいですね。 ●材料(4人前) ・ご飯:2膳分 ・長芋:100g ・鶏ささみ:2本 ・干し椎茸:3枚 ・だし昆布:1枚 ・塩:適量 ●作り方 (1)鶏ささみは、筋を取り除いてそぎ切りにします。干し椎茸は水で戻し粗く刻みます。長芋は皮を剥いて角切りにします。 (2)昆布はハサミで細かく切ります。 (3)鍋にご飯、(2)の昆布、水300mlを入れ、弱火で加熱します。 (4)昆布がやわらかくなってきたら、(1)の鶏ささみ、干し椎茸を入れます。 (5)鶏ささみに火が入ったら、長芋を入れてさらに煮込みます。 (6)長芋がやわらかくなったら塩で味を調え、器に盛り付けます。お好みでセリを飾り、完成です。