父が亡くなり初めて知った“バイク好き”の素顔 タレント娘はハーレー乗りに「血筋ってすごい」
ハーレーダビッドソン・883Nアイアンなど3台持ち
バイクを知らなかった女の子がバイクと出会い、最初はヤマハSR400を手に入れ、今ではヤマハ・セロー225と、ハーレーダビッドソン・883Nアイアンの3台持ちになるほどの愛好家になった。業界大手のアンバサダーにも任命された。その原点が父にあることを知り、奇跡的なバイクの縁に、自分のことながら感動したという。 その思いを共有しようと書き込んだ今回の投稿。7400件以上のいいねを集める大反響で、「超名車!! 憧れても手が届かんかった~」「懐かしい」「自分も乗ってました」「お父様がご健在なら熱く語り合えたと思います」「父親さんもバイク乗りなんて 遺伝ですね」「凄いですね、バイクで繋がってる」など、驚嘆と感動の声が寄せられた。 また、父の乗っていたバイクの疑問について、バイク好きのユーザーたちから多くの意見が寄せられた。「父のバイクは、スズキのガンマだと思います」。ウォルターウルフ仕様とみられる。どんなバイクなのかを多くのバイク愛好家から教えてもらい、感謝しきりだ。 「遺伝子・血筋ってすごいなあと思っています。私には兄もいるのですが、きょうだいの中でバイク好きなのは私だけなんです」。 仰天の“秘密”は、まだあった。 「私には生みの母がいて、数度しか会ったことがないのですが、その生みの母も大のバイク好きだったことを最近聞いたんです。私って、バイク乗り同士から生まれたんだって」と明かす。 朝山さんは、親子のつながりについて、「父は、もし娘の私がバイクを知ったらハマってしまいそうだと分かっていて、バイクのことを私に話さなかったのかもしれません。それぐらい私は熱中しているので。それに、父はよく、『お前は俺の性格に一番似てる』と言っていました。私はそれだけバイク乗りの血が濃いのかもしれません」と実感を込める。
「これからも自分の好きなバイクに乗って、好きな道を走り、好きに生きたいです」
父が好きだった曲を流しながら1人でバイクに乗る。これが朝山さんが大好きなバイクの楽しみ方の1つだ。「バイクに乗りながら、父との思い出に浸る時間が大好きです。私は、亡くなった人が、誰からも忘れられてしまった時に、本当に死んでしまうものだと考えています。だから、私はずっと父に思いをはせています」。 イベント開催など新たな挑戦をする中で、全国のバイカーが地元・津山の人たちと交流を深めたり、関東や関西のファンたちが仲良くなる姿を見てきている。「バイクは人の縁をつなげていく」。心の底から実感しているという。今後は「バイクの活動を通して、少しでも地元の盛り上げのお役に立てるよう頑張りたいです」と声を弾ませる。 天国の父に見守られながら駆け抜けていくバイクライフ。「これからも自分の好きなバイクに乗って、好きな道を走り、好きに生きたいです。もし父が生きてたらハーレーに今私が乗っていること、そしてバイク王のアンバサダーをしていることを伝えたかったですね。きっと父は喜んでいると思います」と結んだ。
吉原知也