高配当株で1億円到達、億り人の「スクリーニング4条件」
6年間負け続けの投資スタート
複数の条件で銘柄を選別するスクリーニング。高配当株投資で1億円以上の資産を保有するなのなのさんにその活用法についてお話ししていただきました(「会社四季報オンライン」では『会社四季報』のデータなどを活用したスクリーニングが可能です。全機能の利用は会員登録が必要です)。
私が株式投資に興味を持ったのは中学生の頃です。当時、セガ(現:セガサミーホールディングス(6460))のゲーム機「メガドライブ」を持っていたのですが、国内では任天堂(7974)の「スーパーファミコン」が主流だったにもかかわらず、セガは海外での販売が好調で、新聞の証券欄を見ると株価が上がっている日が多かったのです。 セガは任天堂に劣後しているという個人的な印象と株価の値動きが違うところに興味を持ちました。また、証券欄でセガ(当時の証券コード7964)のすぐ上に載っていた兼松日産農林(7961)(現兼松サステック、2023年に上場廃止)という仕手株の株価が毎日ものすごい勢いで上昇していたのを見て面白いと思ったのも将来株式投資をしたいと思ったきっかけの1つです。 最初に自分で株式投資を行ったのは大学1年生のときで、軍資金はアルバイトで貯めた30万円でした。しかし、明確な投資の基準を持たず、感覚だけを頼りに売買していたため、いい時期はほとんどなく、その後6年間ずっと負け続けました。 社会人になっても損益マイナスが続いたため、何かしら基準を設けて再現性のある投資をしなくてはいけないと考えるようになりました。 そこで、自分に合った投資手法を見つけるために、複数の証券口座を開設して、それぞれの口座ごとに「配当利回り4.0%以上の高配当株」「インターネット掲示板や雑誌等で話題の株」「配当利回りが低いものの割安感のあるバリュー株」の銘柄を集めて運用成績を比較しました。 すると、高配当株を集めた口座が最もいい成績となりました。それからは、基準が明確で再現性も高い配当利回り4.0%以上の銘柄を中心に買っていく投資スタイルを取るようになりました。
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なのなの