買い材料が不足する中、個性が光る業績上方修正の3銘柄
ブラジルでのG20サミットに出席した石破茂首相。11月28日には臨時国会を招集予定(写真:WPA Pool/Getty Images)
11月22日の東京株式市場は、前日のアメリカ株式市場でNYダウ平均株価が終値で前日比461ドル高と大幅続伸したことなどを受け、日経平均株価は買い優勢のスタートとなった。買い一巡後は一時、60円高近辺にまで上昇幅が縮小する場面があったものの、半導体関連や銀行株、電線株などが買い直され、終値は前日比257円68銭高の3万8283円85銭と3日ぶりに反発した。 来週(25~29日)の東京株式市場は、買い手がかり材料難の中、模様眺め気分が強まりそうだ。国内では28日から臨時国会が始まり、政府が11月内にまとめる経済対策の内容や、補正予算の年内成立の成否に市場の関心が集まりそうだ。一方でロシア・ウクライナ問題など地政学リスクへの警戒感は根強く、上値圧迫要因となりそう。来週の日経平均の想定レンジは3万7600~3万8700円とする。
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冨田 康夫