「出産無償化を目指すべき」大阪・吉村知事会見6月23日(全文3完)
55年体制のような状況を打破したい
ですので、それぞれの固定席を確保するという、そういった構図が僕の中には、僕自身はそういう構図だと思っています。55年体制がずっとこれからも続いていけばいいなというのは、実は自民党も立憲も同じように思ってるんじゃないかと。これでは新しい日本の姿形であったり、次世代への投資であったり、新たなうねりは生まれないと思っていますので、自民党と立憲民主の暗黙の了解のような体制、これをなんとか打破したいという思いがあります。 とりわけこれは、京都においては、僕は顕著だと思っています。この2枠という中で自民党と立憲民主党の幹部が常に議席を、固定席のようになってると。そこに割って入りたいと。そこからある意味、自民党、立憲の茶番劇の、この55年体制のような状況を打破して、そして新たなうねりをつくっていきたい。その象徴になるのが僕は京都だと思っています。もちろん東京も非常に重要です。東京は全国の政党の本当に縮図のような状況になって、東京も非常に最重点地区ではあります。なので、だけど比較するのはちょっと難しいんですけど、性質が違うので。 ただ、京都においては、やはりこの立憲と自民党の、ある意味、固定席の、ずっと座り続ける、まさに永田町の縮図だと思ってますから。そこに、そして古い政治行政が京都で行われていると思ってますので、改革勢力が入っていくということが必要だと思って頑張っているということです。なかなか難しいかもしれませんけれども、挑戦をしていきたい。そして京都府民の皆さんに3つ目の選択肢があるということをしっかり示していきたい。そういう考え方です。
勝敗ラインをどう考えているのか
朝日新聞:ありがとうございます。そして勝敗ラインについてのお考えがあったらお聞かせください。今、比例で立憲を上回るということも掲げられていると思います。立憲を上回って、また京都でも勝てればもちろん勝ちだとは思うんですけれども、例えば比例で立憲を上回って、でも京都で負けてしまったパターンですとか、あるいは比例で立憲を上回るっていうことができなくても京都で取れたパターンですとか。こうなったら維新としては勝ちだというふうなお考えが今ありましたら教えてください。 吉村:僕自身は、あまりここが勝敗ラインだっていうのは意識して活動はしてないです。みんな死に物狂いで立候補してるので、みんな応援したいと思ってますし、頑張って勢力を1つでも伸ばしたいというのが思いです。なので、勝敗ラインは、僕は特にないです。ただ、ここはもう松井代表が野党第1党を目指すというのが、テレビでも公言をされていますので、松井代表が決めるべきことだと思います。僕自身は、やはり京都で勝利するというのはぜひ目指していきたいと。非常に厳しい選挙ですけど、京都で挑戦するということは楠井さんと共にしっかりやっていきたいと思ってます。 朝日新聞:ありがとうございました。 毎日放送:では、ほかにありますでしょうか。ではお願いいたします。