ごはん中なのにデザートが…一括注文の問題ふせぐアイデアに「画期的!」 客と従業員に便利なメニュー、サイゼリヤに聞いた
「す、すばらしい……!! サイゼリヤのデザート、食前か食後かを番号で識別できるようになってる!!」 【写真】「す、すばらしい……!!」デザートメニューに注目です X(旧Twitter)でサイゼリヤのデザートメニュー写真を紹介した間野 ハルヒコさん(@MANOHIKO)の投稿が話題に。この件についてサイゼリヤにも取材しました。 間野さんが投稿したのはデザートページのメニュー写真。例えば、デザート名「ティラミスクラシコ」のすぐ左には、(すぐに)3201(あとで)3901の番号表記が。どちらかを選ぶことで、メニューをすべて同時に注文しても、ごはん中に早めにデザートが届くのを防ぐことができ、あえて食後に注文するひと手間もなくなります。 サイゼリヤといえば、各自で注文したい品の番号を紙に書き、店員さんを呼び、紙を渡すオーダー方法の他、最近ではQRコードを使うセルフオーダー方式を導入している店舗が増えていることでも話題に。 「有益な情報ありがとうございます!」 「選べるのはいいね」 「サイゼって安さもそうだけどかゆいとこに手が届くのが素晴らしい」 「オーダー受ける回数減るので効率的ですね」 「32(さきに)39(サンキュー)で覚えればええか」 「すごい。これで伝票に明記されるからスタッフの苦労が軽減されるわけか。ほんとサイゼリヤ経営側の店舗スタッフに対する配慮ってすごいな。これについては客側も言われて考えるのではなくてあらかじめ意識できるしwin-winな施策じゃないだろうか」 オーダー方法にさらなる細やかな配慮が加わったとあって、絶賛する反応がわき、現在、414万回も表示されています。 「サイゼリヤに通いすぎて『いらっしゃいませ』ではなく『どうもいつもありがとうございます』と声をかけられるようになってきた」という間野さんにお話を聞きました。
「これはシステムの勝利ですね」
――この表記を発見した際、どんな感想を? 「すごくが頭いい!」と思いました。番号を振ることで伝達ミスを回避しやすくなりますし、お客さんが「そもそも(すぐ)か(あとで)って選べたんだ」と気付ける。これはシステムの勝利ですね。なかなか思いつかないです。 ――通っている店舗の注文方法は紙式?セルフオーダー(QRコード使用)? 紙式の店舗です。サイゼリヤさんではないのですがQRを読み取る方式のとき、立地のせいか電波がうまく届かず、注文が届かなかったことがあります。紙が恋しくなりました。 ――この時は何かデザートを? この時は注文しませんでしたが、後日活用させていただきました。 ――投稿に大きな反響がありました。 サイゼリヤさん愛されていますね。メニュー番号が変わっていることに気づいて「また行こう」とおっしゃっている人や「どんどん四国に入って来てくれ」と叫ばれている人もいました。このバズはわたしというよりサイゼリヤさんのバズだと思います。少しでも売上に貢献できたら嬉しいですね。 ――サイゼリヤ愛を持つ者として気になるコメントなどは? 「コーヒーゼリー&イタリアンジェラートについてるフキダシがかわいい」というコメントが気になりました。思えばコーヒーゼリーのかわいさにわたしは気づいていませんでした。コーヒーゼリーはずっとわたしのことを見てくれていたのに……。 ――確かに笑!おすすめポイントを教えてくれている吹き出しがありますね!ちなみに、間野さんお気に入りのメニューや組み合わせなどは? 「水牛モッツァレラのカプレーゼ」と「イタリアンジェラート」を「ハモン・セラーノ(生ハム)」で巻いて食べるモッツァレラとジェラートのサラダ仕立てがおすすめです。甘いサラダは意外に思われるかもしれませんが、一口でぱくっと食べるとジェラートの甘さ、トマトの酸味、モッツァレラのもったり感、ハモン・セラーノのうまみが渾然一体となって美味しいですよ。「水牛モッツァレラのカプレーゼ」は一部店舗のみ提供らしく、2024年3月時点の公式グランドメニューでは「モッツァレラトマト」になっています。まだ試していないのですが、トマトがカットされているのでこちらの方が食べやすいかもしれません。 ――まさに、(すぐに)でオーダーしたデザートと前菜のコラボですね!ワインとのマリアージュも楽しめそうです。 わたしは赤ワインで合わせましたが、イタリアワインは幅が広いので、ものによっては白でもいけると思います。 ――サイゼリヤさんへメッセージをどうぞ! いつも美味しい料理をありがとうございます。組み合わせを試す楽しみはサイゼリヤさんに学ばせていただきました。新素材と季節毎のメニューリニューアルに思いを馳せながら、今後とも足繁く通わせていただきます。