好調のI-ne、ECモール事業。Amazon、楽天、LINEヤフーの担当者3人が語るI-ne流の運用術
「BOTANIST」「SALONIA」などで知られているI-ne(アイエヌイー)では、優秀店舗を表彰する「Amazon」、「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」のアワードを受賞するなど、モール事業が好調だ。2023年12月期(通期)連結決算の国内ECモール売上は前年同期比32.7%増で、全体の増収に貢献。各ECモール店舗の責任者にモール運用成功の要因を聞いた。 国内ECモールのアワード受賞 ・LINEヤフー主催の「Yahoo!ショッピング Best Store Awards 2023」:「コスメ、美容、ヘアケア部門賞」の第3位 ・楽天グループ主催の「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー 2023」:「スーパーDEAL賞」を受賞 ・Amazon主催の「Amazon.co.jp 販売事業者アワード」:ヘルス・ビューティー部門の「カテゴリー賞」を受賞
I-ne流、国内ECモール運営とは
■ ヤフー店舗は顧客目線のコミュニケーション設計+モール研究が奏功 ――まずは、「Yahoo!ショッピング」の運営について教えてください。 佐藤 誠彦氏(Yahoo!ショッピング責任者):「Yahoo!ショッピング」でのI-ne出店店舗の受賞は今回が初めて。LINEヤフーの表彰は、1年間の売り上げ、お客さまからの評価、LINEヤフー、「Yahoo!ショッピング」運営側の評価で選出されます。I-neの商品をラインアップする店舗「and Habit(アンドハビット)」が「コスメ、美容、ヘアケア部門」の3位となりました。 佐藤氏:「Yahoo!ショッピング」内で自社ブランドの認知や売り上げを拡大するために、「Yahoo!ショッピング」ならではの特徴や、他のモールとの違いを分析しました。アルゴリズムの理解や、チャレンジングな施策を繰り返して、PDCAを回しながら、効果の高いアクションを分析し続けたことが売り上げが伸びた要因だと考えています。2023年1~12月の売り上げは、当初の目標の約1.3倍になりました。