サスティナブルな農業応援 企業の社員食堂で有機農産物ランチが人気【長野・伊那市】
有機米に…有機野菜がふんだんに使われたランチ。 サスティナブルな農業を応援しようと伊那市の企業で特別メニューが提供されました。 口いっぱい頬張るコメは…地元で採れた有機米・コシヒカリ! ■社員 「おいしい」 浅漬けのカブも、有機野菜です。 ■社員 「シャキシャキで、おいしいです」 伊那市にある伸和コントロールズの社員食堂で提供されたのは、市内で生産された有機米やダイコンやニンジンなどの有機野菜がたっぷり使われたランチメニューです。 メインの豚の角煮がついて、350円。 大盛りでも400円で、用意された40食は完売しました。 ■社員 「ずっと伊那市で暮らしているので、そこでとれたものを食べられてうれしい」 ■社員 「新鮮な野菜で非常においしい」 有機農産物は、化学合成の農薬や化学肥料を使わずに生産されます。 野菜を提供したのは、20年前から有機農業に取り組み、およそ60種類の農作物を生産する七草農場です。 ■七草農場・小森健次さん 「今までは個人のお客様相手に販売しているので、こうやって会社で使ってくれるのは、新しい出会いもあると思うので、うれしく思っています」 社員食堂での有機農産物の活用は、県が企画しました。民間企業の社員食堂での実施は、県内で初めてです。社員食堂を運営するミールケアも、地産地消に貢献します。 ■ミールケア・関友樹 副社長 「良さも発信してこその価値だと思っているので、そこを含めてのメニュー提供と調理なのかなと思っている」 県は、今後もサスティナブルな農業や有機農産物を知ってもらい、消費者に選んでもらうためにも取り組みを続けていきたいとしています。