子どもに病気が発覚したら親がやるべき5つのこと。「ひとりで抱え込みすぎないで」
希望のある未来を見せてあげる
「トゥレット症について発信をしているため、同じ病気をもつ子どもたちの親御さんたちとお話しする機会も多いです。その際、いつも言われるのが『この子が将来どうなるのかが不安でたまらない』というひとことです。たしかに、病気があると健常者の方と同じように働いたりできるのだろうかと不安に駆られる気持ちもわかります」 ただ、そんな不安があるからこそ、子どもにはポジティブな未来を伝えてあげてほしいと酒井さんは語ります。 「病気や障害と向き合うのは大変ですが、あまりに不安だらけの将来像ばかり伝えられては、『どうせ自分が頑張っても意味がないんだ』と子どももやる気を失ってしまいます。『この病気があってもこういう選択肢がある』『この障害があってもこんな風に活躍している人もいる』といったロールモデルなどを見せてあげることで、子どもにもポジティブな気持ちが生まれ、夢にチャレンジしようという気持ちが湧いてくるはずです」
ESSEonline編集部