【侍ジャパン対戦国分析】台湾の切り札「吉力吉撈鞏冠」なんて読むの? 名前もプレーもインパクト大
「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」は21日からA、B組上位2チームによるスーパーRが行われる。B組1位の日本は21日にA組2位の米国、22日にA組1位のベネズエラ、23日にB組2位の台湾と対戦する。1次Lで接戦となった台湾に加え、A組を突破した2チームには有望株や元メジャーがズラリ。スポーツ報知では、大会連覇を目指す侍ジャパンに立ちはだかる各チームの戦力を分析した。 【台湾】1次Lは“地の利”を生かして初の4強入りを決めた。スーパーR進出の分岐点となった初戦の韓国戦では、岡山共生高卒の主将・陳傑憲の2ランなど2回に2発で一挙6点を奪う集中打を披露。唯一の敗戦となった日本戦も1―3の接戦に持ち込んだ。 3Aでのプレー経験がある吉力吉撈鞏冠(きちりききちろう・きょうかん)は代打での出場が主だが、昨季まで国内リーグ2年連続本塁打王。先住民の民族名を使用した名前も話題だが、オーストラリア戦で3ランを放り込むなど実力は本物で、雰囲気を一変させる魅力を持つ。同3度目の首位打者に輝いた林立もオーストラリア戦で5安打4打点と固め打ち。ポイントとなる打者がそろう打線は決して気が抜けない。 投手陣にはロッテなどで活躍した陳冠宇、元オリックスなどの張奕、元西武の郭俊麟らNPB経験者も多く、チーム防御率1・80と好調をキープしている。
報知新聞社