前橋育英が米子北を下した [写真]=菅野剛史

　第103回全国高校サッカー選手権大会の1回戦が29日に行われ、前橋育英（群馬）と米子北（鳥取）が対戦した。 【ゴール動画】前橋育英のダブルエースが揃い踏み 　1回戦でいきなり、高円宮杯U－18プレミアリーグに所属する名門同士の対決が実現。第96回大会以来2度目の優勝を目指す前橋育英は、キャプテンの石井陽やプレミアリーグEAST得点王のオノノジュ慶吏が先発入り。一方、インターハイでベスト4入りを果たした米子北は、初優勝に向けて主将FW鈴木颯人らがスターティングメンバーに名を連ねた。 　ボールを握って押し込もうとする前橋育英に対し、米子北も鋭いカウンターで脅威を見せるなか、19分に前橋育英が試合の均衡を破る。右サイドから瀧口眞大がグラウンダークロスを供給。ニアに走り込んだオノノジュが合わせて流し込んだ。 　前半終盤には先制点を挙げたオノノジュが負傷交代するアクシデントもあった前橋育英だが、1点リードで折り返す。 　主導権を握る前橋育英は、59分に待望の追加点を獲得する。自陣中央からドリブルを開始した白井誠也が、マルセイユルーレットも織り交ぜた華麗なドリブルで中央を突破し、右サイドに展開。瀧口がダイレクトでゴール前に折り返し、ボックス中央の佐藤耕太が合わせて押し込んだ。 　試合はこのまま終了し、個々人の技術の高さを見せた前橋育英が2回戦に駒を進めた。2回戦は31日に行われ、愛工大名電（愛知）vs明誠（島根）の勝者と対戦する。 【スコア】 前橋育英　2－0　米子北 【得点者】 1－0　19分　オノノジュ慶吏（前橋育英） 2－0　59分　佐藤耕太（前橋育英）