MF久保建英 進化の背景に〝魔法使い〟ダビド・シルバ氏「多くのことを見させてもらった」
スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)が好調な理由とは――。 〝日本の至宝〟は今季もここまでリーグ3得点をマークし、マン・オブ・ザ・マッチに4度も選出。欧州リーグ(EL)の名門アヤックス(オランダ)戦では1ゴール1アシストを記録し2―0の勝利に貢献した。さらにリーグ公式の月間(11月)MVP候補にも選ばれるなど、好パフォーマンスを披露している。 すでにイングランド勢を中心に欧州ビッグクラブが久保の獲得に興味を示しているが、1997年に日本人として初めてスペインリーグ(2部レリダ)でプレーしたFW安永聡太郎氏は久保の活躍について、試合解説を務めた「WOWOW」の番組内で「スペースを見つける目が優れている。相手の状態も関節視野で捉えている」と、状況や空間把握の能力を絶賛していた。 さらに今期の久保が特に〝進化〟したプレーについて、元ストライカーは「自分のプレースピードをコントロールできようになった。非常に成長した。決してスピードオーバーにならないでコントロールできている」と指摘。ただ速いだけではなく、プレー速度に緩急をつけているからこそ、相手DFが久保に惑わされているという。 その上で安永氏は「久保選手が(引退した元スペイン代表MFダビド)シルバから学んだ部分でしょうね」と、昨年7月までチームメートだったスーパースター選手の名前を挙げていた。久保も以前に「アドバイスをもらったというか、多くのことを見させてもらった」とシルバ氏について発言しており、大きな影響を受けているのは間違いない。 シルバ氏の助言を受けて躍進を続けている久保は、欧州ビッグクラブ入りを果たすため、さらなるレベルアップを実現するはずだ。
東スポWEB