立憲代表選に3氏が出馬表明 泉氏「改革のイメージ育てたい」逢坂氏「具体的な政策積み上げで打開」西村氏「一人ひとりに寄り添った政治」
【西村智奈美氏】
西村氏は「多様性のある立憲民主党として、多様性のある社会を目指す」と述べた。コロナ禍では「本当に多くの方が困難に直面している。そういった方々に寄り添い、理不尽を減らしていく。そういう政治を実行していきたい」と決意を語った。 これまでに立憲民主党が目指してきた社会像は「私は何ら変えることはないと思っている」と強調。「いま新型ウイルスで日本社会の弱点が明らかになって、それを直していくのは一人ひとりの思いに寄り添った政治。それは野党が提案してきたこと、国会でさまざまな論戦を通じて訴えてきたこと」とした上で、「ただその訴え方という点において、もう少し選挙戦の中でクリアに主張していくべきところはあったのではないか」と今後の選挙では工夫していく必要があるとの認識を示した。 代表選をめぐっては、「多くの方から立候補してはどうかとお声がけをいただき」、代表選への立候補を決めたというが、この時点ではまだ推薦人が立候補に必要な20人に達していないことも明かし、「この立候補表明を契機として、引き続き仲間の皆さんに推薦人になっていただけるように働きかけを行いながら、必ず立候補したい」と述べた。 立憲民主党の代表選には西村氏のほか、泉氏と逢坂氏が立候補を表明しているが、17日時点で女性候補は顔ぶれにいない。9月の自民党総裁選には2人の女性候補が立候補したことについては「素晴らしいこと」と述べた上で、「立憲民主党は、女性の政治参画、さまざまな女性のための政策を先頭に立ってつくって実行してきたという自負がある。そのことを明らかにするためにも、立憲民主党からも女性候補が出なければいけないと考えていた」とも語った。 党執行部の役員の女性比率に関しては、「政治の世界にそもそも女性が少ないということ自体が大問題。候補擁立のところからその方の当選に向けての支援制度のところまで、ここをパッケージでやっていかなければいけないのと同時に、役員の中に女性がいることは大事なことので積極的な登用を図っていきたい」と語った。