【スケボー】パリ五輪銀の開心那、右足首骨折から「早く復帰できるように」子供たちから活力
今夏のパリオリンピック(五輪)スケートボード女子パークで2大会連続銀メダルを獲得した開心那(16=WHYDAH GROUP)が、ケガからの早期復帰を誓った。 8日、都内で行われた競技体験イベントに出席。約50人の参加者に、トークショーや実技指導などを通して競技の楽しさを伝えた。たくさんの子供たちの笑顔に触れ、「お手紙とか『感動しました』と言ってくださって本当にうれしかった。早くケガから復帰できるように頑張りたい」と活力を得た。 五輪後のイベントのデモ滑走で右足首を骨折。全治2~3カ月の重傷で、昨年優勝したパーク世界選手権、Xゲーム千葉などを欠場した。5歳で競技を開始して以来、これほどまでにスケートボードに乗らなかった期間は初めて。当初は「これまでは1年で休んでも3日間くらいだったので、実感がわかなかった」と大ケガに当惑したが、地元の北海道でテレビを見たりお菓子を作ったりするなど趣味の時間に充てている。現在はボードに乗ってのリハビリを少しずつ始めており、「これからはケガをしない体作りをしたい」と見据えた。 順調に回復すれば、復帰初戦は年明けにドバイで開催予定の国際大会になる。19歳で迎える4年後のロサンゼルス五輪では、初の金メダルが目標。「ロスは絶対に目指すけど、出られる大会では結果を残したい」と力強く話した。 イベントには、パリパラリンピックのゴールボール男子で金メダルを獲得した金子和也主将(24)も出席した。