4歳児の母がおののく「小学生のお年玉」。もらったあとの子ども同士の金銭トラブル
みなさんはどうしていますか? お年玉のその後
昨年末、旧友のママ友たち数名と集まりました。定期的に集まっている友人たちで、昔話や子育ての悩み、そして夫たちへの愛のある愚痴などでいつも大いに盛り上がります。そんな中、「もうすぐお正月だよね。子どもたちがもらったお年玉ってどうしている?」ということが話題になりました。 私は4歳の息子がひとりですが、ママ友たちは上に兄弟がいたりするので、家庭でのお金の管理方法は様々でした。「親がすべて預かって管理している」「一部だけ渡して、残りは親が管理している」「全部子どもに管理させている」……などなど。子どもに管理させれば、お金に関しての価値観や、何に・いつ・何のために・どのくらい使うのかという計画性など、身につくこともたくさんあると思います。が、その一方で無駄遣いしてしまうのではないかという心配もつきものですよね。 そんな中、あるママ友さんが「子どもが小学生にあがると、親が対応しなくちゃいけない問題のステージが一気にあがったような気がする……」と話してくれました。その言葉に激しくうなずいていたのは、同じく小学生の子どもを持つママでした。 4歳児と日々格闘している私にとって、小学生は未知の領域、一体どういうことなのか興味津々です。聞けば、保育園のときよりも段違いで「トラブル」が多くなるとのこと。中でも、「子ども同士の金銭トラブル」が増えると小学生ママたちは口を揃えていったのです。えっ!? 一体どういうこと?
お年玉後に増える、子ども同士のお金のトラブル
ママ友A子は、お金を持っていないはずの我が子が、袋いっぱいに入ったお菓子を持って帰ってきたことがあって、びっくりしたそうです。「なんでお金持ってないのにそんなにお菓子があるの?」とすぐに問いただすと、お友だちが買ってくれたことが発覚! A子はすぐにお友だちの保護者の方に連絡し、購入したお菓子の代金を返金したそうです。まだ、これは軽いトラブルだそうで、別の子は親の財布から勝手にお金を取り、そのお金で友だちにおごったりすることもあったそうです。 この“おごり・おごられ問題”は、現在高校生になる息子がいるB子も、小学生時代に悩まされた経験があったというのです……。他の先輩ママたちの話でも、お年玉後にそういったお金に関する問題が浮上することがあると言っていました。4歳の子どもでは発生しない事例だったので、確かに小学校に上がるとステージというか、予想しない問題が訪れることを実感したのです。 でも、おごってくれたお友だちは、その友だちが喜ぶ顔が見たい、喜んでくれてうれしいと単純に思ったのかも。行動のベースにあったのはやさしさだったのかもしれません。とは言っても、おごることなど、金品が絡むやさしさに慣れてしまうと、それがありきになってしまい、必要以上に求めてしまったり、ないことで仲間外れやいじめが起きてしまう可能性もあります。人間関係は、お金や物がなければ友だちになれないわけではない、ということを伝えていきたいなと思いました。でも、大人たちはおごったり、プレゼントしたりを常にしていることを考えると、「なぜ、おごることがよくないのか」ということを伝えるのは簡単なことではないな、とも思いました。よい伝え方の実例などがあったら、ぜひとも教えていただけるとうれしいです。