秋篠宮さまが11月30日に57歳の誕生日を迎えられた。これに先立って行われた記者会見で、結婚からおよそ1年が経過した長女の小室眞子さんについて、眞子さん自身が自分の話をするのを控えてほしいと言っているとして「私もここではお話を控える」と語った。

佳子さまの結婚「特に話し合っていることはありません」

[画像]57歳の誕生日を迎えるにあたり、会見に臨まれた秋篠宮さま

　会見では、3人のお子様の近況についての質問があった。 　次女の佳子さまについては、多くの公務に臨まれていることについて「色々なところから依頼を受け、せっかく声をかけていただいているわけですので、一つひとつに対して真摯に取り組んでいってもらいたい」と話した。 　また、結婚については「今、特に何か話し合っているということはありません」と語った。さらに、皇族女子である内親王が結婚後も皇室に残る選択肢を持つことが議論されていることについては「これは制度のことであって、そのことについて私が何か申すことではないというふうに考えております」との意見を述べた。 　今年から高校へ進学した長男の悠仁（ひさひと）さまについては、授業や部活で充実した日々を過ごしていると目を細めた。皇位継承者としての教育方針をたずねられると、若いうちから日本各地の様々な文化に直にふれることを勧めている、と明かした。 　そして最後に、長女の眞子さんの近況について「本人が近況など自分のことについては話をするのを控えてほしいということを申しているようですので、わたくしもここではお話を控えることにいたします」と話した。

天皇陛下と上皇ご夫妻の体調

　今月28日に前立腺の組織検査を終え、退院された天皇陛下について「念を入れるというか、いろいろと確認したいということが医師の側にもあるんでしょう。発表されたことをその通りに受け止めております」と述べた。 　今年4月に赤坂御用地にある新たなお住まい「仙洞御所（せんとうごしょ）」に移られた上皇ご夫妻の近況についての質問もあった。上皇さまは今年7月、三尖弁（さんせんべん）閉鎖不全による右心不全と診断された。また、上皇后さまは今年8月、右ふくらはぎに血栓ができる深部静脈血栓症と診断されている。 　秋篠宮さまは、赤坂御用地を散策する上皇ご夫妻を時折見かけた時に、短い時間ではあるが歩きながら話をすることがあると明かし、「なんといっても90歳近いご年齢ですので、大事にされながら過ごしていただきたいなと思っております」と気遣った。