ストレスを感じている人必見!「コルチゾール値」を下げるべき理由とその方法
運動
運動はコルチゾール値に興味深い影響を与える。ウォーキングや軽いジョギングのような低強度の運動をすると、その直後からしばらくにわたりコルチゾール値が低下する。逆に高強度の運動をすると、その直後にコルチゾール値が上昇する。でも、高強度の運動を定期的に続けていると、それが体にとって新たなストレス要因にならない限りは、コルチゾール値が低下する。 運動が新たなストレス要因になってしまうのを防ぐためには、もともとストレスを感じているときは激しい運動を控えたり、激しい運動をしたあとは穏やかなブレスワークなどで心身を落ち着かせたりするといい。
サプリメント
「アシュワガンダ根エキスは、コルチゾール値を下げ、ストレスレベルを改善するのに役立つことが分かっています」とアチャリャ医師。2023年の研究では、アシュワガンダがコルチゾール値を下げてセロトニンの分泌量を増やすことでストレスと不安を改善することが判明した。2022年の系統的レビューでも、アシュワガンダが不安とストレスのレベルを著しく軽減することが証明された。
人との交流
「人にやさしく接したり、好きな人と一緒の時間を過ごしたりすると、愛情・絆ホルモンのオキシトシンが分泌されて前向きな気持ちになれます。オキシトシンは、コルチゾールの力を吸い取る強力なホルモンです」とアルダーソン氏。「ポジティブな行動は、1つひとつが小さくてもタペストリーのように織り重なって安心感を生み出します。この安心感は自分の身が脅威にさらされておらず、安全であることを思い出させてくれるので、結果的にストレス反応が弱まります」 ※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。