ストレスを感じている人必見!「コルチゾール値」を下げるべき理由とその方法
コルチゾール値が高いことを示すサインは?
アチャリャ医師によると、手足は細いのに体重が増える、背中の上部に脂肪がつく(野牛肩)、アザができやすくなる、腹部/胸/お尻/脇の下を中心に赤紫色の皮膚線条が現れる、血圧と血糖値がコントロールできなくなるのはクッシング症候群の症状。 クッシング症候群ではないけれど、コルチゾール値やストレスレベルが適正と言えない人には、不安、うつ、ストレス、性欲の低下、生理不順、おなか太り、インスリン抵抗性を含む代謝の変化が見られる可能性がある。 「近年の研究により、ストレスの制御不能と腹部脂肪の増加は相互に関係していることが分かってきました。ストレスを感じると、おなかに脂肪がつきやすくなる女性がいることも分かっています。ストレスが多いときは腹部に脂肪がつきやすく、腹部の脂肪が多いときはコルチゾールの分泌量が多くなる可能性はありますね」とアルダーソン氏。 「とある研究チームは、中心性体脂肪分布量(ウエスト/ヒップ比が指標として用いられる)が多い女性集団に実験室で繰り返しストレスを与え、その集団が一貫して高いコルチゾール反応性を示すかどうかを調べました。その結果、中心性体脂肪が多い女性は、ストレスレベルとコルチゾール反応性の影響を心理的に受けやすいことが分かりました。また、この研究チームは、心理的なストレスと病気のリスクの間にも高い確率でつながりがあると結論付けています」
コルチゾール値を下げるには?
「クッシング症候群の場合は、生活習慣への介入を行ってもおそらく効果が得られないので、医学的・外科的な処置が必要になるでしょう」アチャリャ医師。でも、単に過度のストレスを感じているだけの場合は、いくつかの方法でコルチゾール値を健全なレベルまで下げられる。
マインドフルネス
ストレス反応でコルチゾールが分泌されている場合は、ストレスのレベルを下げてコルチゾール値を下げればいい。アチャリャ医師によると、2024年のメタ分析により、マインドフルネス、瞑想、リラクゼーションがコルチゾール値を下げるのに最も効果的であることが証明されている。 瞑想が苦手な人は、自分の心を落ち着かせてくれるアクティビティでストレスフルな日常生活に対処しよう。ウォーキングや絵画はもちろん、友達と充実した時間を過ごしたり、電子機器から離れたりするのもいいかもしれない。