菅義偉新首相が就任会見(全文2完)拉致問題は米国と緊密に連携して取り組む
党の行政改革もやっていたので任命
あるいは観光客誘引のためのビザ緩和、政権を発足して緩和をしたんですけど、このときも治安当局が反対だったんです。国土交通省、観光庁、所管をしているところはやりたかったんですけど、治安当局が反対をしている。これはビザを緩和して外国人が来ると、不良外国人が来て犯罪が起こる、そういう理由でできなかったのです。ですから、こうしたことを探せば幾らでもあると思ってます。こうしたものを、このまさに縦割りと既得権益とあしき前例、こうしたものを打破して規制改革を進めていく。 その中で、そういうのに一番、私は、河野太郎大臣というのは、党の行政改革もやっていましたので、それで任命をいたしました。そして今お話をいただきましたように、例えば今日の閣僚呼び込みの中で、私、指示として河野大臣に、例えば縦割り110番みたいな、そうした国民の皆さんからこんなことが現実に起きている、そうしたことを参考にしたらどうだということも、今日は大臣に指示をしてきました。 いずれにしろ、こうしたこと、縦割り、そして既得権益、そして前例主義、こうしたことに問題があることについては、全てこの河野大臣のところでまとめて国として対応しようと。そして私自身がこの規制改革というのをこの政権のど真ん中に置いていますから、これは大臣と総理とで、これはしっかりやっていきたい、このように思っています。 司会:それでは、あと、いかがでしょうか。それでは3列目の、すみません。5番目のドワンゴさんでしょうか。お願いいたします。
拉致問題の位置付けは
ニコニコ動画:ニコニコ動画の七尾です。よろしくお願いします。本日はおめでとうございます。引き続き、どうぞよろしくお願いします。14日の菅自民党新総裁の選出を受けまして、北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさんの母、早紀江さんがこう述べております。安倍さんと共に拉致問題を最重要、最優先課題として取り組んでこられた。同じ思いで全力を尽くしていただきたい。こう述べております。 冒頭、ご発言ありましたけれども、本日、新総理になられて、再度お聞きします。菅新政権にとっての拉致問題の位置付けについて、そして日朝首脳会談の必要性について、あらためて確認させてください。よろしくお願いします。 菅:まずこの拉致問題については、安倍政権同様、最重要、政権の課題であります。それは私自身も安倍総理と出会い、付き合いがあったのはこの拉致問題でありましたから、それ以来、今日まで拉致問題、取り組んできてます。 特に拉致被害者のご家族の方がご高齢になる中に、拉致問題の解決は一刻も猶予がない。引き続き米国と緊密に連携しながら、執り行っていきたいと思いますけれども、私自身、総理大臣に就任をしましたので、不退転の決意で、この問題は自らが先頭に立って取り組んでいきたい。そうした決意で対応していきたい、このように思っています。横田さんのお父さん、めぐみさんを引き合わせることができなくて、お亡くなりになられましたけれども、本当に申し訳ない思いでいっぱいであります。 司会:それでは、そろそろ30分になりますけれども、最後、短くご質問いただければと思いますが。それでは2番目、2列目の一番左の京都新聞さんでしょうか。