イオンモール須坂の緑地デザインに地元高校生がアイデア【長野・須坂市】
来年秋開業予定の「イオンモール須坂」の建設をめぐり、地元の高校生のアイデアを取り入れる計画があります。「地域の声」を聞こうとするイオンモール側の狙いとは? 須坂市にある須坂創成高校。環境造園科の生徒15人が、「イオンモール須坂」の敷地の一画にある緑地のデザインについて、自分たちのアイデアを提案しました。 イオンモールの関係者も参加し、生徒も緊張気味です。 ■発表した生徒(3年) 「見どころ一つ目は庭園中央に設置した花壇兼ベンチです」 「ガーデンパラソルを設置することで、自然に囲まれた中でのリラックス空間や、おしゃれな雰囲気を作り出す」1 今回の取り組みは地元の須坂市が、イオンモールに提案して実現しました。 イオンモール側も「本気」です。 ■イオンモール関係者 「ちょっと意地悪な質問してもいいですか?モダンというものを、どう解釈したのか聞きたいなと思った。我々が施設を造るときに考えなければいけないこと、セキュリティ面やメンテナンス面(がある)」 イオンモール須坂が開業すれば、須坂市や周辺地域にとって、雇用など経済効果でのメリット面だけではなく、周辺道路の交通量増加など課題も出てくることが見込まれます。 ■イオンモール須坂・岡本隆之ゼネラルマネージジャー 「我々モール自体は、当然何十年と営業するものになるので、将来の須坂市にとってどういう機能・役割を果たすかは重視しながら、今計画している」 イオンモール側には、地元高校生との共同作業により、地域と協調しながら計画を進めていることをPRする狙いもあります。 ■須坂市・三木正夫市長 「(地域に)プラスになるようなことをしたいと思って、実際に行動してもらっている。イオンモールと手を取り合い、お互いにウィンウィンになる関係が大事」 優秀なアイデアは、一部の緑地エリアのデザインに反映される予定です。