少女にみだらな行為させた罪 高校教諭の被告が起訴内容を認める「150時間を超える時間外労働で判断力が低下していた」【長野市】
18歳未満と知りながら17歳の少女にみだらな行為をさせたとして起訴された高校教諭の初公判があり、即日結審しました。被告は起訴内容を認めました。 児童福祉法違反の罪に問われているのは長野市に住む公立高校の教諭の男(31)です。起訴状によりますと男は去年1月から4月までの間、18歳未満と知りながら当時17歳の生徒に上田市内のホテルで3回にわたってみだらな行為をさせたとされます。 逮捕当時、男は容疑を否認していましたが、13日の初公判で起訴内容を認めました。検察側と弁護側で事実関係に争いはありませんでした。双方の冒頭陳述や被告人質問によりますと、男は生徒から家庭についての相談を受ける中で徐々に関係が深まり、被告からホテルに誘うようになったということです。被告は「最大で150時間を超える時間外労働があり、今思うと判断力が低下していた」などと、時折声を震わせながら話しました。検察側は、被告は妻を持ちながら自身の性的欲求を満たすために身勝手な犯行に及んだなどとして懲役3年を求刑。弁護側は被告の反省状況や性依存について病院で受診をする意思があることなどから執行猶予付きの判決を求めました。判決は来月2日に言い渡されます。