太りにくく、燃えやすい体を作る、朝の代謝アップ習慣8。
5.食事のときにひと口目だけは30回噛む。
「食事の際にあまり噛まずに食べると、胃腸に負担がかかります。特に夏はのどごしのいいものを飲み込むように食べがちで、余計胃腸が疲れて夏バテに陥ることも」(真野わかさん)。 よくひと口につき30回噛むとよいといわれるが、「最初のひと口目だけでいいので30回咀嚼することが大切。それが食べ物が来るという合図になり、腸もスムーズに動き始め、代謝アップにもつながります」
6.S状結腸もみで腸のぜん動運動を促す。
「便を溜めずに出すことこそ、体の巡りをよくして代謝を低下させないための大前提。朝の排便をスムーズにするために、左骨盤の内側にある大腸のS状結腸あたりをもんで。ここは一時的に便を溜めておく場所。心地よい刺激で便を直腸に送り出します」(真野さん)。 刺激する際は、息を吐きながら。「もむほどに腸は柔らかくなり、動きがよくなります。血行も促されて全身が温かくなるはずです」
緑、赤、黄色など鮮やかな色の服を着る。
日々の服装に鮮やかな緑、赤、黄色を取り入れるといい。東洋医学には五行という考え方があり、人間の体も5つの臓器(五臓)に分かれるととらえている。 「その中で代謝や食欲に関係する臓器が『肝(かん)』『心(しん)』『脾(ひ)』。これらの臓器にはそれぞれ反応する色(五色)があります。肝は緑(青)、心は赤、脾は黄色が各臓器の気の巡りをよくしてくれるとされています。身につけると、色の波長が体に及び、心身のバランスが整い、活性化していきます」(瀬戸さん)
8.10時にタンパク質の間食を摂る。
代謝を上げるためには食事でタンパク質を摂ることが必須だが、朝食で摂った後、10時にも間食として摂ろう。 「タンパク質は、1日の必要量を3時間おきなどに分散して摂取したほうがムダなく吸収されます。しかも、糖質や脂質と比べて食後の食事誘発性熱産生が3倍も高く、こまめに摂る=代謝を上げるスイッチを常に押しているのと同じ状態。筋肉量も保たれるので、燃えやすい体に整っていきます」(河村さん)。 その後も昼食、午後の間食、夕食で摂取して。