縦折りスマホ「Galaxy Z Flip6」「motorola razr 50/50s」徹底比較 実機レビューで分かった“違い”
外画面はファッション重視のGalaxy Z Flip6、実用のrazr 50/50s
Galaxy Z Flip6は3.4型、motorola razr 50/50sは3.6型のカバーディスプレイを搭載する。この外側ディスプレイもタッチパネルに対応しており、基本的な操作できる。 時計の表示や通知の確認といった基本的な操作は両機種で共通している。LINEなどのメッセージアプリでは、届いた通知に対して返信もできる。外側画面からカメラアプリを起動して、高画質なセルフィーを簡単に撮影する機能も両社とも備える。カバーディスプレイ上で動作する「パネル」があり、カレンダーやタイマーなどの基本的な機能をこなせるになっている。 Galaxy Z Flip6のカバーディスプレイはファッション性が特徴だ。アクセサリーとして「Flipsuit Case」というクリアケースがある。このケースを装着すると、デザイン豊かなパネルに合わせて、動く壁紙がインストールされる。最近では「ONE PIECE」とコラボしたFlipsuit Caseなども登場しており、今後も拡充が見込まれる。 一方、motorola razr 50/50sの外側の画面はほぼ全てのAndroidアプリがこの画面で操作可能となり、端末を開かずとも多くの作業が完結する。例えばGmailやGoogle Geminiのようなツールアプリから、Kindleのような電子書籍アプリ、PayPayのような支払いアプリまで、閉じた状態で表示できる。「学園アイドルマスター」のようなゲームアプリのプレイまで操作可能だ。縦折りスマホを閉じたまま1日75分以上使う人がいたという前世代モデルの教訓を取り入れて、外側のディスプレイを強化したのだという。 なお、Galaxy Z Flip6は実験的な機能として、マップやGoogle メッセージ、YouTubeのみがカバー画面上で動かせる。ただしここには裏技があり、Galaxy Storeから「Good Look」という拡張機能を導入すると、実はあらゆるのアプリをカバー画面上で動かせるようになるのだ。外側画面の操作性の点では、両機種は同水準にあるといえる。
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