タフな名車DEFENDERで、北海道の宗谷岬を巡る壮大な旅へ【次回ツアーの参加者募集中】
快適なルーフテントでキャンプを体験
DAY5は秋田の乳頭温泉郷からスタート。ブナの森林を駆け抜けた先に待ち受けているのは十和田・八幡平国立公園の乳頭山麓に七つの湯が点在する乳頭温泉郷。七つの湯はそれぞれ独自の源泉を持ち、泉質だけでも十種類以上あるとのこと。江戸時代から続く茅葺屋根の風情ある温泉宿と乳白色の湯は、全国でも屈指の秘湯の温泉郷である。 乳頭温泉をあとにしたあとは岩手県へ向かい、安比高原にある「クルマアソビアドベンチャーフィールド安比」を目指す。その途中で「安比高原ぶなの駅」へ立ち寄り、緑あふれる大自然の美しさをかみしめる。自然に触れることで心と体が癒され、つかの間の安らぎを与えてくれた。 「クルマアソビアドベンチャーフィールド安比」では車と一緒に宿泊可能なオートキャンプ場はもちろん、ログハウスやドームハウス、ソロキャンプなど自分の好みに合わせて宿泊プランが選べるのも魅力的。 今回はオートキャンプ場でDEFENDER130に備え付けられているルーフテントでキャンプをすることに。ルーフテントはクッション性の高いマットが心地よく、大人二人が横になって寝られるほどのスペースであり、テントまで上る梯子はもちろん、枕やLEDライトも装備されているため、思っていた以上に快適に過ごせた。また、テントの組み立てや収納も非常に簡単かつ機能的で、田沢湖のある秋田県仙北市から約150kmの長距離運転で疲れた身体をサポートしてくれる最強の1台である。 いよいよ明日はフェーズ1最終日。ここ「クルマアソビアドベンチャーフィールド安比」で行われるオフロード走行、ディフェンダーオーナーが集まるDEFENDER & BREAKFASTに参加する。
DEFENDER & BREAKFASTでのオーナー同士交流に心温まる
DEFENDER EXPERIENCE NORTH SOUTH TOURのフェーズ1もいよいよ最終日。この日は安比高原の「クルマアソビアドベンチャーフィールド安比」で開催されるDEFENDERオーナースイベント「DEFENDER & BREAKFAST」&「DEFENDER OFF-ROAD EXPERIENCE」に参加。 早朝から始まった「DEFENDER & BREAKFAST」では盛岡や仙台といった東北地方はもちろん、関東や北陸など全国から集まったオーナー同士が愛車について語り合う。自慢の愛車をカスタマイズしたり、自車のミニチュアの模型を作成したりとそれぞれのオーナーのこだわりを披露しあった。また、参加者を対象としたアワードの授賞式が行われ、心温まるオーナー同士の交流会はたちまちのうちに過ぎ去っていた。 その後に行われた「DEFENDER OFF-ROAD EXPERIENCE」ではオーナー自身のDEFENDERやLand Roverで安比高原の自然に囲まれたオフロードコースの走行体験会が実施された。林道や山岳などの迫力あるコースを試走できるアクティビティで、約60分のオフロード走行が楽しめる。普段はできない体験だけに、オーナーたちも貴重な経験ができたことだろう。 「クルマアソビアドベンチャーフィールド安比」は東京ドーム3個分の広大な面積を誇り、その敷地内には独自のオフロードコースがある。今回の体験会には含まれていないが、より本格的でエキサイティングな激走が楽しめる。この場所では車を通した遊びや楽しみ方を体験できるのでクルマアソビの新たな世界観を提供してくれるだろう。 これらのイベントは不定期であるが、全国各地で年に数回行われている。参加条件は、LAND ROVERのオーナーもしくは、DEFENDERの購入を検討している方が対象。機会があればぜひとも参加してみることをおススメしたい。 イベントを終えたあとは岩手県花巻名物「やぶ屋総本店花巻」でわんこそばを堪能し、フェーズ1の計6日間のツアーを締めくくった。 フェーズ1の北海道・宗谷岬から岩手県花巻市までの最終的な走行距離は約1470kmにも及んだ。これだけ走行しても運転疲れがあまり感じられなく、DEFENDERの快適な走りを満喫できた。 フェーズ2のツアーは山形県からスタート予定である。
文:増田高大 写真:松島豊