荒木飛羽、曽野舜太、藤本洸大が永井 三郎の名作で共演。演じる“人物”としたいこととは?
――ご自身が演じるキャラクターの好きなところと、もしそのキャラクターと一緒に過ごせるとしたら何をしたいですか。 荒木 「三島の、周りに影響されないところと、かわいいものが好きなところにひかれます。自分も縫いぐるみが大好きだし、なんなら縫いぐるみがないと眠れないぐらいで(笑)。一緒にやってみたいことは“かわいいこと”ならなんでも! 洋服を買いに行ったり、お互いにメークをしたり。お互いの趣味を一緒にやって過ごしたいです」 曽野 「桐野の好きなところは、カッコいいところですね。部活の最中に、蛇口から出る水を飲んでいるだけで女子から『きゃ~!』と言われていましたし。クラスの中でも権力があり、おそらく頭もいいだろうし、お母さんにいろいろ言われて賢い子になろうとしていると思うので、きっと努力もしていますよね。そういうところが好きです。そんな彼と一緒に過ごすなら、車に乗ってみるなどかわいいやんちゃなことをして、青春をしてみたいです」 藤本 「夢野は誰の目も気にせず、真っすぐに突き進むところが一番好きです! 生きていく中で、他人の評価を気にしないことはとてもすごいことだと思っているので、本当にうらやましいです。もし彼と過ごせるのなら全力で鬼ごっこをして遊びたいですね」
――最後に、番組を楽しみにしている視聴者へ見どころなど、メッセージをお願いいたします。 荒木 「最初、三島から見た桐野は嫌なやつで関わりたくない存在でしたが、屋上で仲良くなってからの三島はとても幸せで、素でいられる唯一の場所でもあり、いろいろなことを感じる場所でもあるなと原作を読んだ時に思っていて、実際に彼を演じたら本当にそうでした。僕としても三島としても、一番のお気に入りは屋上のシーンです。そんな彼がどうなっていくのか、最後まで見届けていただけたらうれしいです」 曽野 「桐野が三島をいじめている裏には何があるのかというのがポイントです。第1話の屋上のシーンで、口紅を塗ったところを三島に見られてしまい、そこから打ち解けていく2人にぜひ注目していただきたいです。青年たちの爽やかなひと夏をお楽しみください」 藤本 「言葉を発していない時も、感情を丸出しにするよう演じました。ぜひ表情にもご注目ください。あとは、夢野家でやりとりをするシーンがるのですが、半日で全て撮影しました。たった半日なのに、まるで長年過ごしてきた家族かのような空気感が出ているので、その温かい雰囲気を感じていただけるとうれしいです。個人的には屋上のシーンと最後のシーンが本当に見どころなので、最後までお楽しみいただければ幸いです」